ローズ2種の香りを楽しみながら製材しました。
先ずはテーブルBRW残材から。
丸太から20mm弱の板になって推定100年前後経過していると思われますが、
挽き割ると今なお強烈に匂います。この種特有のあの香りです。(分かる人にはわかるアレです、どれ?)
今回のは特に勢が強い個体のようで、油断するとむせるほどです。
続いては、同じDalbergiaなれど、おピンク可憐なチューリップです。
こちらも40年シーズニングとのふれこみですが、なんとも清涼感溢れる爽やかな香りが漂います。
先に切ったBRWがだいぶ悪オヤジ風なのに対して、こちらはまるで・・・(記述自粛します)
この2種の製材は、ホント気分上がります。
ぜひ、ご試嗅のうえ、お求めください。
詳しくはお問い合わせを。
植物の中で“ワイルド”☓☓☓と呼ばれるのは、野生種、原種、実生のことですが、今回はそれにあたるのではないかと・・・。
直径700mm程度の東南アジア産マンゴー材です。
自称ワイルドマンゴーの特徴は、枯れ草色の心材、芯部周辺に茶褐色の縞が出やすいことです。
「チョコレート ハート」と称される見え方ですが、ワレや腐れが出やすい部分なので諸刃の剣でもあります。
カーリーやバスケットウィーブなどフィギャードの類いはあまり見られません。
当店では定番ハワイ産、コスタリカ産(卸売り用)に加えて、お手頃なワイルドマンゴーが揃いました。
詳しくはお問い合わせください。
指板材として問い合わせがあり、ヤホーで調べてみたら国内総代理店さんができていました。
早速、現行材のサンプルを頂戴しました。
少なくとも私が見る限り、数年前に買ったもの(まな板ほか)とほぼ同質、同色でした。
これがマンメイドの良さですね。
木材的な利用にとどまらず、多方面に広がっている理由がよくわかります。
うちで扱うとなると、大板(4’×6’)を買って指板サイズに切り分けることになりますが、果たして需要はあるのでしょうか?
テレビで見てずっと気になっていたのですが、初めて買い求めました。
ヴァイオリン製作家界隈ではつとに知られた新潟の刃物屋さんからです。
この手のいわゆる本職鋸は数万円はするものと思っていましたが、それはまったくの偏向でした。
ちなみに、昔は地域に60軒あった同業者が、今では1軒、いや、お一人だそうです。
使用用途毎に細分化された商品群も凄いのですが、もちろん切れ味の良さも素晴らしいです。
切れ止んだら目立てもしてもらえます。
もっとも、目立て工賃+往復の送料以下で新品が購入できる有難いお値段ですので考えてしまいます。
和風総本家、好きな番組でした。復活して欲しいな。
くどいようですが、当店では少なくとも100年以上前に伐られ、材木になったであろう木をこう呼んでいます。
18世紀後半から19世紀にかけて作られた古家具がその主な資源となります。
それより新しい材はヴィンテージないしオールド材として、ざっくり時代分けします。ただし、すべて推定です。
こちらはアンティークなホンジュラスマホ材。
アコギ、エレキ、ウクレレなどに使えます。
続いて、同じくアンティークのキューバンマホです。ホンジュラスより古い時代のマホガニーとして使い果たされました。
世界三大銘木として挙げられるマホガニーはこちらになります。
とは言いませんが、先日も紹介した、ほんの5万年前のカウリ(ニュージーランド固有アガチス)です。
その時代の永久凍土から採掘されたというのが根拠のようです。
小さな角材があったのでペンブランクにしてみました。
5万年前の自分や家族を思い出しながら削ってみてください。
失った何かが見つかるかもです。
お求めはこちらでどうぞ。
♪赤いぃ まふりゃぁ~♪ で、おなじみの仮面ライダーと工房楔さんがコラボしました。
商品の販売は新宿伊勢丹店頭&オンラインで22日から、転Bヤーに買い負けないよう今から準備しましょう。
詳しくはこちらで。
FWは蜂女、もといハチオーグ仕様(セイロンサテンウッド)が欲しい!
気候が良くなってきたので、思わず挑戦してみました。
あれっ?
何じゃこりゃ?
高さおよそ1.5mの衝立でした。
内樹皮だけ?で保っています。チーク?よくわかりません。
価格応相談です。(私のモノではありません)
近ごろお問い合わせが増えつつある万年筆用ブランク材。
キット金具は以前よりずいぶん値上がっているようですが、ブランク材はそれほどでもありません。
こちらでお求めください。
最初見た時は雑巾でも絞っているのかと思いました、最強侍Jさんのパフォーマンス。
ぜひセルフで作ってください。
結構大きいブランク角材を用意する必要がありそうです。70mm角~
FWではインドローズ、クラロ、マホガニーなどがご用意できます。(これサイズに切り売りはできませんが)
キット金具はこちらなどでどうぞ。
すでに予約完売しているストアもあるようです。
どうぞお買い逃しなく。
付録・特別譜面集の選曲に泣かされます。
早速「Cause We've Ended As Lovers」に再×K挑戦したいところですが、私がやると「哀しみの変人達」になります。(昭和の定番ロックギャグ)
の、カウリ材、人呼んで「エンシェント カウリ」そのままやないか~いです。
ニュージーランド産の古代アガチス、およそ5万年前の土埋巨木になります。
実用的な材木としては、最も古い時代の木といわれています。
FWではウクレレサイズがございます。
ホワイトベイトと呼ばれるシラス杢入り、なんでしたらネックに使える角材もあります。
↓Ancientwood.com より
ご興味ありましたら、組合さん?のサイトもぜひご覧ください。
BRWテーブルシリーズ続きます。
フリッチマッチになりますが、このアシメ感も悪くないかと。
「ブラジリアンとブラジリアンを合体させてブラジリアンマックスを作りたいんですよ~ ぜったいにぃ~」 by トムブラウン
合体させると、
もう一つおまけに、
無事合体できましたので終わります。(あくまで合成連結写真です)
詳しくはお問い合わせを。
元テーブル・BRWのウクレレ材です。
現状、表裏ともにワンピースで取れますが、真ん中で切ってブックマッチにする選択もアリです。
むりやり連結合成してみました。
少しズレていますが、合体イメージは伝わるかと。
お好みで作ってください。
お求めはこちらでどうぞ。
奇特な当ブログ読者様からマダガスカル島のローズウッド分布図を見せてもらいました。
学名を羅列したものは見かけますが、産地分けまでされたものは初めてみました。
ここんちの情報を元に作成されたようですが、リンクソースは不明です。(消えたらごめんなさい)
マダガスカルは島といっても、その面積は本州の約2.6倍!。
動植物は固有種だらけ、ローズウッドもその一つです。
これら48種すべてを集めることができたらゴー☆ジャスですね。
せめて、輸出量が多いとされている赤字種だけでも揃えたいところです。
放出された古コレクションのブラジリアンです。
クラシックギターのブリッジ用に木取られたものです。
大量放出材の中からベスト10を選んだと思ったら、一枚はウェンゲでした、とほほ。
残り150本以上は、ウェアハウスでご覧いただけます。
眺めて、嗅いで、さすって楽しむのもアリかと。
お求めはこちらでどうぞ。
アマランス、この呼称でツンとくる人は、かなりの国際的木材通です。
「いいアマが入ったけどいらんかぇ?」とお声がけいただきました。
日本では一般的にパープルハートと呼んでいる木のことです。
この木は製材後、空気に触れてからビビッドな紫に発色し、その後、徐々にダーク化、やがて茶褐色に変化していきます。
以前、古い桟橋に使われていたこの木をリクレイムしたことがありますが、ぱっと見、何の木か分からないくらい暗茶褐色に変化していました。
ピンクアイボリーやマダガスカルローズのD.maritimaなども同じような変遷を辿る傾向があります。(色気が失せるという点で)
入荷は来月中旬見込み。
詳しくはお問い合わせください。
今さらですが、自分の中での木材用語整理です。
木材業界で良く聞くこの言葉、他にも同義語として夏目/冬目と呼んだりします。
ついでですが、あたまに「お」を付けるとほぼ同じ意味合いにもなるスグレモノです。
早材とは木が春から初夏にかけて勢いよく成長する部分、白っぽく見える。(=夏目=earlywood)
晩材とは木が夏の終わりにかけて成長活動が衰え密度が高まる部分、濃く見える(=冬目=latewood )
そして、秋から冬にかけては成長がいったん止みます。
なんだか、両者の言い回しに季節のずれがありますよね。
夏目というのは実際は春、冬目というのは夏の終わりの形成活動を指しているのでした。
そろそろ、早材を形成し始める季節で何よりです。
ブラックコアとも呼ばれる、”濃口”タイプ切りました。
仕上げ後、最初の一吹きで昇天必至です。
これ見よがしなカーリー材ではありませんが、滋味溢れる良材=ファインウッドです。
ギターサイズは6pcs.で1セットだけ。
ウクレレの別注セット。H様お待たせしました。
ウクレレサイズは追ってウェブショップにあげます。
詳しくはお問い合わせください。
BRWとマホ、切ってみました。
普通の製材と違って、諸問題が山積しますが結果やいかに・・・
カッチカチの100年BRWは歩留り厳しかです。風大左衛門になりそう。
数リーフ残して、現状はアコギ2セット、エレキトップ数セットあとはウクレレといった感じでしょうか。
収穫というか、意外な発見もありました。
リーフ間をジョイント補強するためのタボが共木?で作られていました。
ワハハ本舗・梅ちゃんに飛ばして欲しいサイズです。
次回は2-17プロジェクト用マホガニーをレポートします。
想定どおりというか、それ以上に枯れた熟成マホがとれました。
既報のBRWテーブルトップ(推定1920年代)入荷しました。お久しぶりです。
リーフは全部で7枚構成、もちろんすべてソリッド材になります。
部分的にはプリウォーの45を彷彿させるゲジゲジ具合です。
用途案その①
エレキ/トップ材 or パンケーキボディ材
用途案その②
アコギ/バック&サイド
用途案その③
テーブル復活/サイズ、デザインを変えて
用途案その④
細分化(指板、ブリッジ、ウクレレ、ナイフブランク、ペンブランクetc)
ご興味ありましたらお問い合わせください。
Jさん追悼特集は来月にお預け、今月号は地道?に現代ジャズギターの世界を楽しみます。
Jさんの追悼号には、私のひとかたならぬ思いを寄稿しようと思ったのですが、
一向に依頼がないので、とりあえず自分の仕事だけやります。(当たり前か)
89年の有明コロシアム(露天時代ね)、雷鳴ライブが心に残ります。
普段は扱わないシトカさん。でも変なのは別です。
部分的に木繊維が強く捻れており、独特の表情を醸し出しています。
編まれた髪の毛にも見えるのでブレイド・フィギャードでいかがでしょうか。
この手の地杢が入った材は、おしなべて硬性が高いようです。
ナチュラルブレースと言われる所以ですね。
ウクレレサイズですが数枚取れそうです。
詳しくはお問い合わせください。
今年もやります、解体業務。
先ずは定番、マホガニーの古テーブルから。
(アップサイクルだから許してニャン)
スタイルは19世紀ヴィクトリアン、素材はオオバ君のようです。
これで念願のSize 2・オールマホギタープロジェクトに着手できそうです。(ルシアー気取り)
錆び付いたマイナスネジと格闘しながら分解っしゅ!
幕板の一部はナイス木目です。
四角い脚にも象嵌入りです。一面だけど。
残念ながら幕板は針葉樹へのマエバリビバリでした。
肝心のトップ板は・・・
ザ・マホガニー
一部にはプラムプディングフィギャードが!
今月は推定1920年代のBRWテーブルトップも入荷予定、乞うご期待!
当店のそれはトップクラスの硬質木材になります。
珪化木のような化石、半化石や結晶体ではありません。
確かに、ものすごい年月をかけて化石化ないし、結晶化が進んだ変成木も存在します。
ただしそれらは資源が極端に限られており、また、一般的な木工道具では加工が非常に困難と聞きます。
某Yオークションで、ハワイアンコア材の出品を見かけます。
最高級、極上、5A、4A、マスターグレード、プレミアム、特大、早い者勝ち・・・心躍るタイトルに思わず引き寄せられます。
えっと、あいにく私ではありません。
今日は現物を見たいというお問い合わせをいただきました。
これまでにも複数の方から、同様の問い合わせや品質に対する確認を受けております。
中には、買った後に知った方も。
匿名取引のようですので、中の人の実体が見えないせいもあるかも知れません。
くれぐれもお間違いなきよう、お取引は自己責任でお願いしますね。
の、木材をハンドリングするのが年々辛くなってきました。
と、弱音を吐こうと思ったのですが、傍らで作業中の取引先店主は四捨五入齢80なので慎みます。
FW扱い材で比重1を超えそうなのは、AFブラックウッド、ローズ各種(マダガスカルの一部、ココボロ、サイアミーズなど)、
デザートアイアンなどです。個体差もありますが、ローズ類ではチューリップやホンジュラスも1を超えることがあります。
ご存じだと思いますが、比重1を超えると水に沈みます。
重い木も軽い木も、木のことなら当店におまかせ、無いもの以外全部あります。
お気軽にお問い合わせください。
真っ白なそれもあれば、あまり白くないのもあります。
産地違い?、個体差?、そもそも樹種違い??
答えを2秒で教えてもらいました。
それは加工の違い、つまり製材後の乾燥、温湿度管理など養生に因るところが多いそうです。
丸太からの製材直後は真っ白でも、その後の養生環境によって変化(発酵?)するというわけです。
FWのような末端段階では如何ともしがたい現実なのですが、
色は好みもありますし、木質は着色系の方が、おしなべて硬くハリがあるような気もします。
どうぞお好みでお選びください。
当店ではペンブランク類に限り、ミニマムオーダー5000円以上でお願いしております。
当初、売り場の上段だけに書いていたのですが見過ごされ、上下段に書いても数商品ごとに書いても充分認知されず、
結果、現在の各商品毎に書く形となっております。しかも太赤字で。
目障りに思われている方、ホント申し訳ありません。
残念ながら、今でも見過ごされる(意味が通じていない?)ことがあります。
当方事情ながら、ワンオペ体制ゆえすべてのご注文にお応えすることができません。
ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします、なにとぞ...
春の到来は当分先のようですので、チューリップウッド(Dalbergia decipularis)でお楽しみください。
受注分の半丸太は4月頃入荷予定です。(上乗せご希望でしたらお早めに)
こちらは、うって変わって闇深い変態杢がチャームポイントのジリコテです。
AFブラックウッド、10本以上は別途お見積もりしますので、お気軽にお問い合わせください。
お求めはこちらでどうぞ。
世の中には詳しい方がおられてホント助かります。
メイプルに関していえば、この方の右はスケルトンでしょう。
たくさん存在するメイプルの中から、ヨーロッパ産ホワイトシカモアが入荷しました。
白さ際立つ美麗材です。グレートメイプルの異名は決してダテではありません。
これからウクレレ用に木取りします。
こちらは、ややオフホワイトな個体です。
アーチトップ用に厚めでご用意しました。
整理出来次第、ウェブショップにあげます。
詳しくはお問い合わせください。
と、言いたいところですが、ただのサップです。
サップ部とはいえ、細かいキルト杢がびっしり出ていますので、捨てるに捨てられませんでした。
着色したり、スタビライズしてお使いください。
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わりと頻繁に、「ギターヘッドに貼る突き板ありますか?」との問い合わせをいただきます。
この場合、本来の「突き板」ではなく製材された薄板=挽き板を指しておられる場合がほとんどです。
「天神板」とか「ヘッドストックベニア」と呼ばれる部分の話です。
挽き板↓は、2~3mm厚に製材した板からよさげな部分をヘッドサイズ大に木取りします。
突き板は、0.2~0.6mm前後に薄く突いた(剥いた)シート状の木です。
いわゆるハリボテ、装飾的に使います。
杢やコストを考えるなら突き板、加工性を考えるなら挽き板といった感じでしょうか。
ヘッド表面に挽き板、裏面は突き板なんて方も多いかと思います。
当店ではギター材をお求めいただいた方限定品だけでなく、通常販売しているものもごじゃいます。
に、プレカットされたホンマホのネック材が入荷しました。
サイズやヘッド角により、製作できるものは限られますが、
加工されてから数十年は経過していますので、その辺のアドバンテージは見逃せません。
ヒールブロックも別途ご用意できますのでお申し付けください。
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