5年くらい前からでしょうか、G社やM社の指板として使われ始めたリッチライト。
今さらながら、素材として初めて手にしました。
「天然木の繊維と樹脂を合成した非多孔性の素材」、リッチライト。
出始めの頃は再生”紙”を圧縮し樹脂で固めたものと言われていましたが、少しでも聞こえが良いように言い回しが微妙に変化してきました。
まっ、主たる原材料は木であることに変わりなく、楽器業界としてはエボニーなどハードウッドの代替になれば、こんな素晴らしいことはありません。
職業柄、ついボードを片手でつまみ、耳元まで掲げコツいてみます。
厚み約6.5mm、ドンドコドンと鈍く低い音がします。関根勤(カンコンキン)的な写真左側マダガスカルエボニーとはずいぶん響きが異なります。
比重としてはエボニーにとても近い印象です。
楽器用指板に使われているものと、これ(写真右カッティングボード)が同じ組成かどうかわかりませんが、同じものだとするといささか不安を覚えます。
というか、最近使われていますかね? あまり聞かないような・・・
どなたか詳しい方、リッチライト情報お寄せください。
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おやぴん (日曜日, 26 3月 2017 20:22)
G社の黒カスタムを試奏したことがありますが、いやあ、言われんとわかりませんね。
本当にリッチライトは良いと思いました。先入観抜きにして弾いた印象は、エボニーに極めて近いですし、ソリッド感ある輪郭のはっきりした印象です。
近年の薄茶のローズウッドが本当に多く目につくのですが、この傾向のものしか使えなくなるのなら、いっそのこと、リッチライトで黒々とさせて、ギター全体印象を引き締めたほうが良いのでは?と思うのですよ。どうなのかなあ・・・?
老木の芯材に近くて導管跡が少なくて、目が詰まった黒くて堅い!・・、こういうローズはもう夢かもしれません。ハカランダもですが。
新素材でもいい、天然素材も使ってますしね、リッチライト全盛時代到来かなあ。
FINEWOOD (月曜日, 27 3月 2017 08:46)
おやぴんさん、そうでしたか。
良くなければ使いませんよね。
600長までは、市販されていますので一度指板として試してみたいところです。
幅も400くらいまで売っていたのでアコギのバックに使えば、バックル傷を気にしなくて済むかもしれません。
おまけに木目っぽいナチュラルカラーもありますしね。
ご興味ある方、仕入れまっせ!