見かけない南洋材が入ってきた、と思ったら♪けぼにぃちゃんでした。
基材はラジアータパイン、マツ科マツ属、正真正銘お松です。
その辺材のみをケボニー加工したものがこれです。
![左2枚がエボニーウッド、右はブラックコア](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=560x10000:format=jpg/path/s9995171101aef725/image/i17d39dca7c5278db/version/1501305757/image.jpg)
ノルウェイ発、針葉樹を広葉樹にする技術は熱帯産高級ハードウッドの代替材となりうるでしょうか。あわよくば、トーンウッドとしても使えるのでしょうか?
実験のための実験としてサンプルウッドを購入してみました。
![加工前のラジアータパイン材(ネット上から拝借)](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s9995171101aef725/image/ia49aea9f045d30f3/version/1501305894/image.jpg)
![木端柾目 木目はやはりマツコ。](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=560x10000:format=jpg/path/s9995171101aef725/image/i6b8a63c47cc8328c/version/1501307691/image.jpg)
このケボニーパインを見るかぎり、これが針葉樹、松とはとうてい思えません。
色はもちろん、硬度、比重などマホガニーやウォルナットをほうふつさせます。
耐久性や寸法安定性、強度はエクステリアや家具材としてすでに実績があるものの、トーンウッドとしてはまだまだ未知数です。
”セレクトハードウッド”として、先ずはネックあたりから試してみたいところです。
※ケボニー加工とは
木を窯に入れ、植物由来の廃棄物、サトウキビの搾りかす、トウモロコシの穂軸や木材を原料とするフルフリルアルコール、水、触媒を加えた溶液を圧力と温度を調整し木材に注入することによって生まれる。無毒・無害で環境にやさしく、持続的に調達可能な技術として各方面から注目を浴びています。
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