FWガキの頃、ヤングギター誌の広告に涎を垂らしていた楽器屋さんからリクエストがあり、ダメもとでトライしてみました。
お題はホリーウッド、ヴィンテージLPタイプのヘッドストックベニア材です。
ヘッドエッジの塗装が剥げ、露出する白い部分がこの木です。
通常は突板(木をぶよぶよに蒸した後、鋭い刃物で突き剥く)が用いられますが、今回はあえて、割板です。
![世界で一番白い木](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=560x10000:format=jpg/path/s9995171101aef725/image/i5087cb47be8d33c7/version/1508459250/image.jpg)
![もちのき科、木材界の雪見大福や~](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=560x10000:format=jpg/path/s9995171101aef725/image/i7eb67552817c4d9d/version/1508459216/image.jpg)
![実測1.3mm](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=560x10000:format=jpg/path/s9995171101aef725/image/icc9a027627974b0e/version/1508459281/image.jpg)
鋸刃をビンビンに研いでもらい、そっと皮を剥ぐように板を押し当てていきます。
緻密な質感の木ですので、慌てなければ比較的安定して製材できます。
仕上がりは1.0~1.4mm前後、これ以上の製材精度を求めるのは無理なようです。
ちなみに1mmの板をとるのに、約1.5mmが切り粉になります。(笑、いや泣)
結論、多少質感がしょぼくても突板を貼った方がはるかにリーズナブルにできそうです。
せっかくなので枚数限定販売中!
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