古材には目がないFWですが、形になってから年月を重ねたアイテムにも惹かれます。

こちらは70年代フランス製のヴァイオリン駒。所有者は楽器店兄弟の仲たがいにより行き場を失ったヴィンテージパーツを譲り受けられたそうです。(数百個!)

素材はお約束のメイプル材、少しカラメル色に焼けた肌に萌えます。

実直な柾目を横使いした駒には斑(フ)というか斑(ブチ)というか斑(まだら)な特有模様が木目と垂直(横方向)に現れます。

 

擦られた弦がこのペトログリフ(古代象形文字)のような駒を経て表甲板を震わせ、中に仕込んだ魂柱が裏甲板にその振動を伝える、この仕組みは永久不滅ポイント(たまに優待あり)です。