小笠原桑 Morus boninensis Koidz

先日紹介した”凄いの”とは別にプレーンな幹部分を入手しました。

表面は根株と同様に黒っぽいのですが、心材内部は桑らしい光沢と複雑なトーンからなる色味を見せてくれます。

木肌表面のワレが内部にどのように進達するかの図
木肌表面のワレが内部にどのように進達するかの図

純小笠原桑の資源が枯渇してしまった理由は、明治期以降の乱伐ということだけでなく、養蚕に用いられるために導入されたシマグワM. acidosa Griff.との交雑や薪用に持ち込まれたアカギの繁殖により、幼木が育たなくなったことと言われています。

複数の極上ペンブランクがとれました。今は伐りたてシングルパック状態で淡いですが、これから黒化、褐色化することが予想されます。パッと見、黒くても中にいぶし金が光るみたいな・・・。

 

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