真正マホガニー

アンティークマホのアコギ用フルセットを作ってみました。

キューバンではなくホンジュラスになります、1セット限り。

ややブロークンなリボン杢は、”真正”ホンジュラス・マホガニーと呼びたくなるような面持ちです。

仕上げ後はキューバン並みの赤黒さに変貌をとげ、艶めかしい光沢を放ちそうです。

19世紀後半作と思しき英国アンティークテーブルトップのリクレイムになります。

マホの濡れ色
マホの濡れ色
家具時代の塗装はそのままに。
家具時代の塗装はそのままに。

そもそも「真正マホガニー」というのは、キューバンマホガニーを指します。

最初にそう呼んだのは、どなたか存じ上げませんが、木の事典19巻(昭和58年発刊)には

キューバン種のことを「シンセイ(真正)マホガニーということがある」と記してあります。

学術的には相当以前から、その高い価値が認められていたということが分かります。

そんなキューバンに負けず劣らずのホンデュランからも目が離せません。