CITES

知らない間にカヤ属=アフリカンマホガニーまで附属書Ⅱに記載されていました。(いつも人から教えてもらいます)

アフリカ各国の影響力の強さなのか、資源の枯渇が深刻なのかわかりませんが、いずれにせよ規制対象樹種が増えたわけです。

と、同時に見慣れないワードも・・・。

センダン科(2023年3月17日修正・経済産業省CITES附属書Ⅱより)

 Khaya spp. #17 カヤ属全種 (アフリカの個体群に限 る。他の 個体群は附属書に掲げない。)

 Swietenia humilis #4 メキシカンマホガニー [Mexican mahogany]

 Swietenia macrophylla #6 オオバマホガニー (新熱帯地域の個体群に限 る。他 の個体群は附属書に掲げない。) [Bigleaf mahogany; Big-leaf  mahogany; Brazilian mahogany; Honduras mahogany]

 Swietenia mahagoni #5 マホガニー [Small-leaved mahogany] 

新熱帯地域?、この言葉でググると新熱帯区(しんねったいく、Neotropic)と表示されます。あってるのかな?

ウィキさんによると「生物地理区の一区分。南米大陸および中米のエリア、カリブ海の島嶼とフロリダ半島南部も含む」となっています。

ということは、フィジーやスリランカなどオセアニアやアジア産だけでなく、アフリカ産のオオバマホなんてのもあったと思いますが、それらは規制外ということですね。ちゃんと細分化されてきたようで何よりです。

CITES附属書記載というと、直ぐに”輸出入禁止”、”売買禁止”、”伐採禁止”??などと騒ぐ人もいますが、Ⅱ類の場合は「現在は必ずしも絶滅のおそれはないが、取引を規制しなければ絶滅のおそれのあるもの」と定義され、輸出国政府が発行する輸出証明書等があれば、従来通りの輸入も可能です。くれぐれも希少価値を過剰に訴求した煽り商法には気をつけましょう。