ブログをはじめてはや4ヶ月が過ぎました。
2013年、読んで、見て、おまけにコメントまでくださった皆様、有難うございました。
毎日一度は更新するという目標は達成できませんでしたが、来年もこんなペースで続けていきたいと思っております。
何年か前のMONOマガジンにこんな特集記事がありました。
木に関わる色々な人や会社を紹介していて、木っていいなぁと心から思える内容でした。
このブログでは、そんなへその下がキュンとなるような情報をもっともっとアウトプットしていきたいと思っております。
とはいえ、FW新着や売りたし、買いたし情報などもたっぷりおじゃまします。
ネタ切れになると、今日の献立やペットの寝顔も出てくるかもしれません。
今年もお世話になり有難うございました。
どうか来年もひとつご贔屓に。なにとぞ・・・
本年最後のフロム海外入荷です。
“バーズアイ”、ハードメイプルによく見られるちょっとキショい杢目です。
どこかのビジネスホテルのエレベーター内貼りがこの杢目でした。
今回のはおメメが小粒で、そのかわりに数が多いです。樹皮に近い部分はもっと大きなおメメが出ていたのではないかと推測されます。
木口に見えるアイスピック痕のような部分、これがバーズアイの正体です。
樹芯に向かうにしたがって細く鋭くなっています。
大きなおメメ部分は、たぶんベニア用に突かれたんだと思います。
製材して木屑出すより、突いた方がはるかに儲かりますからね。
2インチ材が数枚あります。
少し薄切りにして、残りはストックしておきます。
ご興味のある方、お問い合わせくださいまし。
ハワイには日本から多くの方が渡られましたが、同時に色々な木も同伴したようです。
何種類かの2世たちがこの年末に里帰りしました。
こちらはハワイアンシープレス、いわゆるヒノキです。
樹皮の質感や香りはどうみてもヒノキなのですが、ハワイで育つとどこかしらにアロハ感が加わります。
ゴージャスな色調、カーリー、波の音、眩しい太陽、小さなビキニのロコガール・・・
奥多摩のヒノキ(♂)には目の毒です。
ウクレレのサウンドボードによさそうです。
以前、ご紹介したバール(Burl)材、木にできる瘤のような部分です。
瘤ができる樹種は限られているようです。
田舎の親戚に行くと、紙幣の額や海亀の剥製などと同居して、写真のような輪切り杢目の座卓や衝立があったりします。
リサイクルショップなどで二束三文でころがっていることもよくあります。
東南アジアの花梨(アンボイナ)がほとんどだと思いますが、今やそんなアンボイナバールでさえ希少な存在です。
ちなみに写真の中米産ローズバールは希少のレベルが違います。
年末年始に帰省される方、実家、親戚の和室&物置小屋など要チェックです。
暮れも押しせまった今日この頃、くまモンカオルさんより新作完成の一報が入りました。
ここ数年、フィンガーピッカー向けのカッタウェイモデルが幅をきかせる中、
こりゃあらためて新鮮なお姿です。
あいにくFWの私物でも扱いでもありません。
なんでも見たがりのFWのために写真だけもらった次第です。
オーナーさんが羨ましい!
カオルさん、ギターとプラモデル製作の合間にまたウクレレ作ってくださいね。
久々にギルバートチューナーを買ってみました。
相変わらず骨太メカニカルなギルバートさんです。
ちょっとしたギターが買えるくらいの超豪華工芸品チューナーも多い中で、
このメーカーの独自性はいつもながらアッパレです。
ウクレレでもKAMAKAのオリジナルジェイクモデルなどにマウントされています。
量産モデルは残念ながらソリッドヘッドでしたがそれでも定価5000ドル以上していましたね。
ジェイク島袋正男さんに続くウクレレスターは当分出てこないようです。
最近、展示会などでカードは使えますかと聞かれることが多く、取り扱いを始めました。
正式な加盟店というわけではなく、楽天のスマートペイというシステムです。
カードを読み取る必要がありますので、直接販売時に使っていきます。
今のところこの3種類だけですが、近日中にJCBやAMEXなども参戦予定です。
システム導入に際し、初期費用がかからず手数料は売上の3%強と、代金振込手数料210円のみというのがウリです。
分割やボーナス払いなどはできませんが、今すぐの持ち合わせがない時など、せいぜい使ってください。手数料はすべてFWが負担します。(ややハイトーンで)
絶賛発売中のウクレレマガジンVOL10で当総選挙をご紹介いただきました。
リットーミュージック様、いつもサポートいただき誠に有難うごじゃいます。
今回もどうぞよろしくお願い申しあげます。
超FW事ですが、今号には総選挙告知を含めて3ヶ所掲載していただきました。
全部見つけた方、お知らせください。木フェチカフェのコーヒー無料券差し上げます。
室内で過保護に育てております。
心なしか茎の根元部分が太くなってきたような気がします。
何も手をかけてやれないのに、しっかりと成長してくれてFWはうれしいです。
一方、ハワイの大自然で育つべきところを、こんな植木鉢の中で申し訳なく思います。
そういえば少し前、盆栽職人さんのドキュメントを見ていたのですが、盆栽のつくり方というのもずいぶん酷い話ですよね。
枝を捻じ曲げられて針金で固定されたり、成長しないように薬剤注入されたり・・・
日本の伝統文化ということなのでしょうが、盆栽職人さんの目には¥マークだけがギラギラと輝いているように見えました。
韓国風お好み焼き、美味しいですよね。
こちらは純国産カエデの糸縮み、マイクロカールです。
どしてこんな姿になるのか諸説紛紛(ふんぷん)ありますが、強風や生育環境など後天的な要因だけではなさそうです。
スジ張っていればいいというものではありませんが、今も昔もこの〝チヂミ”は人気モノですね。
薄くするのはもったいないので、このまま箱モノ製作に使ってもらう予定です。
40mm厚の長板(3mくらい)であと数枚あります。
詳しくはお問い合わせを!
HGさんがサングラスを外すと普通のアンちゃんだということを最近知りました。
こちらは北米出身のHMことハードメイプルです。
ソフトメイプルと呼ばれる種もありますが、ハードに比べてやや柔らかいというだけで、どちらも固い木です。
ほぼバーチカルな木目を持つ超優等生くん、4mくらいの板が3枚ありました。
今回は一番分厚いロースの部分をカットしました。
5月の展示会向けに、一本筋の通ったウクレレを作ってもらおうと思っております。
サウンドボードは今秋冬コレクションと同様、ムーンスプルースを使う予定。
ブロンディなヨーロピアンスタイルがイメージです。
エレキのネックにも最高ですね。
今ならご希望のサイズでご用意できます。お問い合わせください。
昨晩は村松健(音でます)さんのクリスマスライブでした。
とてもカラフルなエレクトリックピアノとセルフビルド三線が大活躍でした
その季節に作られた曲を中心に、スタンダードなクリスマスソングも村松節でたっぷり聞けて大満足なFWです。
場所は神田の宮地楽器 ZIPPAL HALL、エレピ好きの聖地のようなお店のとなり2Fにあるライブスペースです。
写真の楽器はこちらで詳しく紹介されています。
一時期は消えかかったエレピですが、近年昔のエンジニアが集結して新たにメーカーを興したり宮地楽器さんのような専門店ができるなど、再び表舞台に戻りつつあるようです。
FWにとってはとても懐かしい音がします。
フュージョンやクロスオーバーと呼ばれた音楽が全盛の頃には欠かせない楽器でしたね。
「俺たちの旅」の挿入曲でもたっぷり聞けます。演奏はトランザムですよ!
古き良き昭和のトレンディ?ドラマでした。
そして、これが噂の村松さんセルフビルド三線。
棹(ネックじゃない)はソリッドブラジリアンローズ ワンピース!
確か、糸巻き(ペグじゃない)も共木で。
常にワールドワイドな三線サウンドを追求されています。
2月のウクレレ総選挙まで、お正月をのぞけば50日あまりとなりました。
立候補者の方はほぼ出揃い、当日に向けて虎視眈々と製作に励まれているはずです。
このザマにならないよう、余裕を持って本選に臨んでくださいませ。
某メーカーさんの真黒エボニー・ベース指板加工品が入ってきました。
廃業?デッドストック?アウトレット?、やや大人の事情あり品のようです。
34インチロングスケールでプレスロット、パーロイドポジションマーク入りのいたれりつくせり、おもてなし済みです。
加工品なのでブランク材よりお高くなるかと思いきや、もってけ泥棒価格でオークションブースにおいておきます。
大人買いしていただける方、大歓迎します。
直接お問い合わせください。
本日、不肖FWの頭上にダブルレインボーがかかりました。
photo by Shun Zakiyama (YGK)
特に一本は右から左まで、いや入口から出口まですべて見える満虹?でした。
ここは東京都です。
カメラのファインダーをのぞいていると、こちらを見つめるはな子さんがいました。
木をスライスしてブックマッチ(袋とじを綺麗に開いた状態)にすると、思いがけない景色に出会うことがあります。
それは、何かの風景や誰かの顔であったり、はたまた活字にできない物体だったり・・・。
特にローズ類にはドラマティックな出会いが多いですね。
何に見えるかでその時の精神状態がわかるテストになるかもしれません。
これ、皆さんには何に見えますか?
昨日はウクレレショップPOEPOEさんのクリスマスイベントにおじゃましました。
ウクレレやフラ教室の発表だけでなく、お店でお馴染みのウクレレビルダーさんも集結していました。
FWの目に止まったのはこれ、クラフトムジカさんのメイプルモデル。
製作者自らが最高の笑顔で出迎えてくれました。
サイドをブロックで固め、トップとバックを合わせたもの。
これぞクラフトムジカの真骨頂といったポコポコバブルサウンドが炸裂しています。
こんがりサブレ調に色付けされたボディも香ばしそうです。
ネックと薄いボディが限りなく一体化していますので振動のロスを感じません。
メイプルネックはエレキ感覚で楽しめます。
絶賛発売中です。
お問い合わせは当店もしくは、クラフトムジカさんあてお早めにしくよろです。
※即日売れました。
有難うございました。
次作はFWオリジナル一本メイプルだす。
削り出しですからよってにぎょうさんカスでます。
古くからの知人、広告クリエーターO氏、何だかウッディなことを企んでいるようです。
ありふれたDIYウッドじゃない木を使いたい・・・
そんなご要望に応じて、楽器用材で試してもらいます。
どんな風に使われるのか楽しみです。(ハウスメーカー関連らしい・・・)
FW2011年春夏コレクションのコンサートモデル1本が近日リセール予定です。
もちろんUSEDですが、ファーストオーナーに大事に弾かれていたようでコンディションはすこぶる良好です。
製作はマーティンギター研究の第一人者、シーガル弦楽器工房の塩崎雅亮氏。
ドレッドノートを思わせるシェイプ、ヘッド形状はFWオリジナル仕様です。
完成当時に比べてずいぶんボリューム感が増しています。
ボディ全体からネックヘッドまで振動が豊かに伝わっているのが感じられます。
スペックはシンカーマホのサウンドボードに古材ブラックブラジリアンB&S、指板やブリッジもすべてブラジリアンです。
枯れっ、枯れっのスーパーマテリアル達、原価計算できないFWならではのNMPです。
ご興味のある方、お問い合わせください。
FW大好物ローズウッドのひとつです。
知人奥様の超高級マリンバはこれで作られていました。
中南米ローズウッドの中では、どちらかというと目立たない存在ながら、
硬質なタップトーンと玄人好みな杢目で異彩を放つホンジュラスくんであります。
ピンキーな若木?からドズ黒いものまで色、杢目のバリエーションはブラジリアンに引けをとりません。
“ニューハカランダ”なる珍名で呼ばれていた時代もありましたが、もうそれは忘れてあげてください。
この木もココボロ同様、夏前にはW条約の流通規制にかかってしまいました。
規制は厳しくなることはあっても、緩和されることはまずありません。
この先海外から買えなくなるならば・・・自家製で補うしかありません。
とりあえず、来春ブラジリアンローズとキューバンマホを種撒きしてみます。
紅茶でもウィッキーさんでもなく、真黒エボニーです。
このところ、エボニー類がよく集まります。
本日のエボニーはセイロン島出身セイロン(スリランカ)エボニーです。
家具や仏壇業界で黒檀といえばこの木を指した時代もあったそうですが、今やその主役の座をすっかりアフリカ勢とマカッサル(いわゆる縞黒檀)にとられてしまいました。
といいますか、資源が失くなったということなのでしょうね。
これはしっかり目の通った良い指板材ですね。
価格もマダガスカル産は別として、カメルーン産などとほとんど変わりません。
オークションサイトに置いておきます。どうぞお見逃しなく。
※12/1完売しました。
有難うございました。
FWの近隣(特に西武線沿線)には個人ギター工房がたくさんあります。
中でもアコギの最近(さいちか)はKeystone Stringed Instrumentsさん。
彼のところに行くと、いつもスゴイ材があって驚かされます。
今日、見せてもらったのはジャーマンムーンスプルース。
目幅の詰まりが尋常ではございません。ギター半身で軽く江戸時代は過ごしていますね。
ストラドと同じく小氷河期に育った木なのかもしれません。
こんな材を惜しげもなく使う彼のギター、近頃は店頭に並ぶ前にホールドがかかってしまう状況のようです。
ヒルズバーグでも同業者から絶賛の声が止まなかったとか。
木フェチルシアーがご近所さんで心強いです。
また、目と耳の保養させてくださいね。
マホのようでマホでない、べんべん、シダーのようでシダーでない、べんべん、
それはナニかとたずねたら、セドロ、セドロ、セドロドロ。
というわけで、
当ブログ最強のお地味材登場です。
見た目はこんな感じですが、上等な葉巻の箱には必ずコレが使われています。
クラシックギターのネック材でも有名ですよね。
“シダー”と呼ばれていますが、スギでも針葉樹でもなくれっきとしたセンダン科の広葉樹です。
ギターサイズB&Sで1セットだけあります。
行方不明になった国際小包の調査回答書類が届きました。
海外から荷物を送るとこういう事がよくあります。
コロがっていれば相当じゃまになるような大きさですので、どこかにあるのではと楽観視していたのですが、アマちゃんでした。
もう二度と買えないアノ材の最終ロットでしたので、かなりキツイとです。
仏教の世界では怒り=猛毒だそうですから、怒るのは止めます。
アーミッシュのようにすべてを赦します。
そして復活を信じます。ってことでまた明日からがんばりまっする。
中南米エキゾチックウッドの大御所、ココボロ新入荷です。
最近になって流通規制されたとはいえ、まだまだいい材があります。
この材はどういうわけか板目に人気があります。
といいますか、柾目だと全く世間様の反応がありません。
なるべくムンクの「叫び」調のエグいやつをお届けしたいと思っております。
ウクレレ各種サイズをオークションに置いておきます。
これから鼻汁ブシャーの季節を迎えるにあたり、ティッシュBOXのご案内です。
5箱298円のティッシュもこの箱に納めるだけでコンドミニアム気分全開です。
フィドルバックタイプカーリーコア使用(ベニアですが)のMade in JAPAN。
探しても絶対にないので知り合いの会社が作りました。
@5,250円(税、サ込み・送料別)
お求めは当店まで・・・
本日のご紹介はフロムU.S.A、レッドガムさんです。
なんとも見た目薄味な木です。一応、職業病でコツコツとこつくと・・・
以外に明るく抜けたいい音します。
ホンジュラスマホをややトレブルハイにした感じでしょうか。
比重は中庸、表面はさらっとした感じでお化粧ノリがよさそうです。
ちょっと濡らしてみると、フレンチウォルナットのようにも見えます。
これはギターよりウクレレにいいかもしれません。
誰かが使う前にぜひお試しください。
初めてナマコを食べた人に比べると難易度低いトライさんだと思います。
ご注意:
オーストラリアにも同じ名前の木がありますが、それはユーカリの仲間だそうです。
オーストラリアにはマホにしか見えないメイプルがあったり、コアにしか見えないブラックウッドがあったり、ややこしい話です。
秋の深まりとともに、あの更地みかんが色づいてきました。
アメリカにOsage Orange(たぶんオッセージ オゥレンジ)という木があります。
オレンジに似た実がなるのでこの名前らしいですが、クワの仲間です。
木は弾力があるのでインディアンの皆さんは弓に使ったそうです。
そのオサゲさん、近年ギター材としても流通しています。
堅く、仕上げた時とても綺麗なので楽器材としても向いているようです。
そういえば、琵琶などの和楽器にもクワ、いや桑が使われていますよね。
琵琶について、クワしくはこちらをご参照ください。
アフリカンブラックウッド、楽器用材としてはスーパーヘビー級の存在です。
ネックも含めてすべてをこの木で作ったウクレレを持たせていただいたことがありますが、もはやダンベル状態でした。
ギター材としては海外での人気が高く、ローズ類などより高価で取引されています。
サップがちょびっと入っていたりすると、途端にプレミアムな存在になったりもします。
今、手元にあるのはウクレレサイズのみですがギターサイズも調達可能です。
これ以上高騰する前に、ぜひお一つどうぞ。
お見積り、現物セットの写真送付します。
推定40年放置、いやシーズニングされたシトカスプルースが出てきました。
たかだか40年位ですので“ヴィンテージ”とはいえませんが、“オールド”と呼ぶには充分過ぎる貫禄材です。
もちろん私が小学生の頃から集めていたわけではなく、現役超ベテランルシアーさんからの放出品です。
ヨーロッパの木材商は価格の数%をシーズニングフィーとして毎年加算していくのが一般的です。展示会などで焼けたスプルースやアメ色に輝くメイプルが驚くような価格で販売されていたりします。
ある意味、時間をお金で買うようなものですが、直ぐに手に入るならこんな有難いことはないと思ってしまいます。
5セットだけ売ります。個人的にも少し残しておきたい逸材です。
価格応相談です。普通に流通しているシトカよりは少し高いですが、そんなに無茶を言うつもりはありません。
お気軽にお問い合わせください。
写真でしか拝んだことのなかった階段、入手しました。
フラットソーンに挽いた時に出るキルト杢。
中でも極わずかな部分だけに現れる階段があります。名づけて“Angel Step"。
天使がのぼるには、やや急角度ですが、この角度がブックマッチにしたとき、
得も言われぬ景色を見せてくれます。
2インチ以上厚みがありますので、極上のドロップトップとして使えます。
もちろん薄くしてアコギ材にも使えそうです。
色々と妄想膨らむ材ですので、しばらくこのまま眺めて過ごします。
リクエストありましたらコメントでもメールでもください。
先日、サウンドメッセの前に大阪の市場に行ってきました。
鮮魚とか野菜ではなく銘木町(実在)の木材市場です。
広い敷地内にはたくさんの丸太、板、角材もろもろ大量にありました。
一番大きそうな板(欅だったかな?)を撮ってみました。
長さ5mくらい、幅1.5mはゆうにあります。
知事賞か何か受賞した札が貼ってありました。オメデトウございます。
実際にせりがある日はそれなりに賑わうのでしょうが、景気は決してよくないそうです。
木自体に魅力的なものが少なくなっているのも大きな要因だそうです。
そりゃそうですよね、相手が自然ですから確実に資源は減っていきます。
買った木をトラックに積み替えている途中に2倍の金額で売れた時代もありましてん、とお世話になっている社長さんがおっしゃっていましたが、
そんな時代の再来はともかく、木資源枯渇の問題は深刻だと思いましたわ。
大事に使お。
総選挙への立候補エントリー受付がまもなく締切りとなりそうです。
予定したエントリー本数まであと数台、今回は新人候補者の方が多く、どんな新しい作品に出会えるかとても楽しみです。
今回はこのイベント出身で、今やプロとして活躍されているビルダーさんの展示コーナーも設けます。アマからプロへ、どんな風に進化、変化を遂げられているのかこちらも再会が楽しみです。
投票日は来年2月7(金)~9日(日)の3日間、西荻窪「ギャラリーみずのそら」まで来ていただいた方、すべてに投票権があります。
本日のご新規さんはカヤことアフリカンマホガニーの変態杢です。
なんとも表現のしずらい杢です。
FW的には竜崎麗華ことお蝶夫人(婦人じゃないみたい)の黄髪くるくるカーリーヘアーを思い出してしまいます。高校生なのに“夫人”と呼ばれるゴージャスさがこの木にも垣間見えます。
テナーウクレレのB&S用で1セットだけあります。
いつものヤフオクに置いておきます。
巳年もそろそろ終わりかと思っていたら、こんな姿になって入荷しました。
ナイフグリップや楽器パーツなどに適したサイズです。
以前、この木の丸太(枝)を持っていたのですが、それはまさにアナコンダでした。
小さくしても模様はしっかり出ています。
オークションに出品中です。
今なら好みのヘビちゃんを選べます。
お久しぶりです。
陽の光を浴びて気持ちよかです。
樹齢2ヶ月半!になりました。
茎はまだ、みなしごハッチの手足のように細いです。
これから冬の時期をどうしようかと思っていたのですが、最近はいろいろなミニ温室があるのですね。
何かよさげなものを物色してみます。
秋冬コレクションのうちの1本、ハワイアンコア×ムーンスプルースのコンサートです。
おかげさまでうれやした。
肌理(きめ)の超細かいマスターグレードのムーンスプルース。
そして遠目には真黒エボニーライクなブラックハカランダ指板&ブリッジ。
ボディからネックは流れるような"うなじ”ラインを形成。
UPTギアペグでチューニングはストレスフリー。
1本削り出しシリーズ、実にいいですハンソン(半村良と同姓同名!)
サウンドボードの振動がそのままヘッドストックまで伝わります。
次作にもご期待ください。
昨日まで大阪に行っておりました。
夜行バスにて帰宅、本日はフヌケ業務にいそしみます。
たくさんのギターやウクレレに出会える素晴らしい展示会でした。
FW的には普段お世話になっている製作家やメーカーさんにご挨拶&営業できる
またとない機会でありました。
いくつかいただいたリクエスト材、なるはやでお届けできるようがむばります。
そして、当ブースにお立ち寄りいただいた皆様、本当に有難うございました。
厚く御礼申し上げます。
材は結構良いのが残って残念だったのですが、救いはとってもとても有名なハワイの
メーカーさんが買ってくれたことです。もちろんコアやマンゴーではありませんよ。
懸案だったやや低価格ラインでのOEM生産をお願いできそうなメーカーさんが見つかったり、最大手楽器商社のトップの方が声をかけてくださったり、これからの展開に希望が持てる出会いもたくさんありました。
次回FW関連イベントは2月のウクレレ総選挙、そして5月のハンドクラフトギターフェス出展を予定しております。
今週末開催のサウンドメッセ展でお披露目するウクレレが完成しました。
男のロマン、Back,Side&Neck ワンピース仕立てのコアとマホ。
お顔は現地にて公開!
皆様、大阪・南港ATCホールでお待ち申しあげております。
材料お買い上げの方、先着若干名様にブラジリアンローズウッドの種を
丸太買戻し特約付で差し上げます。
ウクレレご成約の方には、素敵なプレゼント用意しときます。
ほな、ぎょうさん遊びにきてや!
今週末のサウンドメッセ展にむけて絶賛仕上げ中の2本です。
製作はFWのソウルフレンドルシアー氏。
後ろ姿、よそさんのウクレレとはちゃうで。
そう、上から下まで一本コア&マホ使てます。
ネックを接着する時間がないさかいいうてこんな風になったんちゃうで。
おかげでヒールがツルっとしてえらいベッピンさんや。
表材は高っかい今秋・冬のトレンド材を使たったわ。
材料屋だけに許される贅沢仕様、いっぺん弾いたって!
気分はすでにごちそうさんモードのFWでした。
ほなっ。
♪えぼにィ~ えん あいぼりィ♪というわけで本日も新着エボニーの紹介です。
昨日の真黒と違ってこちらは濃淡くっきりのエボやんです。
パッと見は国産の黒柿ですが、さらにお肌を緻密にした感じでずっしり重いです。
さすがはアフリカ出身カキノキ部屋です。
足の小指をぶつけると大変なことになります。
柾目厚板で人口乾燥済みなのでウクレレ用に製材してみます。
重くて堅い材がお好きな方、先行予約受け付けます。
もう無理だと思っていたマダガスカルエボニー(通称本真黒)が入荷しました。
数年前、G社がFBIのガサ入れをくらった時、このマダガスカルエボニーの違法伐採も問題のひとつとされていました。
ひと昔前までは普通に流通していた材ですが、今やすっかり珍しい存在になっています。
写真の材は、とある製作家の古いストックでした。
今、流通しているブラックエボニーと呼ばれる材は、同じアフリカでもガボンやカメルーン産が多いようです。
見た目の違いは、エビやネギほど明確ではないので実に厄介です。
今日は雨の中、日本武道館で行われたアリスのライブに行ってきたというのは
ウソです。そのとなりの科学技術館で開催されていた弦楽器フェアに行ったら、
武道館周辺は推定平均年齢56.8歳の老ーディエンスで溢れていました。
弦楽器フェアの目的は、来日中の仏サバレス社ベルナール社長とのミーティング。
毎年ウクレレ総選挙を、ほぼ冠スポンサーとして熱心に応援してくれています。
来年2月の第3回もサポートを確約してくれました。
世界的な弦メーカーが日本のウクレレシーンに注目していることは間違いありません!
誠にメルシーでございます。
先日来、名を伏せてご紹介していたウクレレが完成しました。
中島馨氏の手によるコンサートサイズです。
カオル氏いわく、エグい作りこみのクラシックギターにインスパイアーされ設計したとのことで、そのサウンドは従来のマーティンモディファイモデルと大きく異なります。
現物はサウンドメッセ、FINEWOODブースにて展示即売します。
よろしくお願いしまぶくろです。
“じんだい”と読みます。
天変地異などによって地中などに埋もれたまま、千年以上経過した木をこう呼びます。
その特徴は独特の緑がかったようなグレー色にあると思うのですが、そんな色になるには相当長い時間がかかるものだと思っていました。
実は昨日まで伊豆大島の土石流で被災された方をたずねて復旧応援に行ってきたのですが、その方が所有されていたバーズアイメイプルを掘り返したところ、すっかり神代カラーに染まっていました。
約2週間、火山灰をたくさん含んだ土石流内に埋まっていただけでです。
すみません、写真は撮る気になりませんでした。
それはともかく、島の被害は甚大で、ニュース、新聞等で報道のとおりです。
復旧がさらに進み、島人に笑顔が戻る日が早く来る事を願っております。
しばらく時間が空いてしまいました。
このところ、日照不足でやや元気がありません。
こちらは前出の更地みかんちゃん。
ますます豊作の気配です。
こんなにたわわに実っていても、持っていく人は
おろか鳥さえいません。
日本人(鳥)万歳です。いや食えないだけか?
新木場にマホガニー材を使うマジシャンがいらっしゃいます。
マジックといっても耳が大きくなったり、コインが移動するあっちの方ではなく、
木工技術での神がかり的展開を意味されてのネーミングだと思います。
サイトトップから入るとコンテンツの多さに驚きます。
FWが一番気になるページ、直近のマジックはこちらです。
写真のバイクはモノ雑誌等でもよく見かけますね。
パーツの多くの部分をマホガニー材で製作されています。
スピーカーも同様にホンジュラスマホガニー材を積層してエンクロージャーを、
ソリッド材で脚部を製作されています。
考えただけでも恐ろしく時間と技術と感性を要する作業だとFWでも理解できます。
大きなお世話ですが、積層の表面の一枚だけ、昔ながらのキューバンマホガニー材を
使っていただければ、より一層見た目が引き立つかと・・・
どなたかオーダーされる際は、ぜひリクエストしてみてください。
同じ仲間とはいえ一枚でも材が異なると、音質に影響するかもしれませんが。
ここ最近の人気モノ、マンゴー材。FWでは純ハワイ産をメインで扱います。
中米コスタリカ産も、たまに入ってきます。
世界中の熱帯地域で栽培される品種は細かく分けると約500種あるそうですが
木素材として一般的に流通しているのは東南アジアのものが多いようです。
ハワイ産のマンゴー材は、その見た目がなにしろ派手です。
カーリー、キルト、完熟蜜入り(オレンジ~イエロー)、スポルティッド、
そして芯に近いダーク部分を使うチョコレートハートなどなど。
トーンウッドとしての特性は・・・
う~む、他の素材に比べてさしたる優位点は見当たりません。
薄板のタップトーンは良く乾燥していてもドンドンないしはボンボン、間違ってもカーンとかゴーンとかには響きません。
でもウクレレになると俄然、存在感を増すのですよ、これが。
コアよりもさらにパーカッシブな傾向で、見た目とあいまってトロピカル感炸裂します。
今まで、輸入マンゴーしか扱っていませんが、近日中に国産材も試してみます。
樹齢が高く、ものすごい杢がでているものを、ある島の木工センターで見かけたのです。
マンゴーに限らず、"島モノ”には強く魅かれるFWです。
ウクレレがお好きな方なら良くご存知のブランドかと思います。
ワイルド極まりない作りからは想像できない極上のハワイアンサウンドが響きます。
ボディの中にはウクレレの妖精か小さいオジさんでも住んでいるのでしょうか。
何年も前から"そろそろ引退する”といったインタビュー記事をよく見かけますが、このままずっと、閉店セールを続けていただきたいと思うのは私だけではないと思います。
写真はオークション出品中のテナースケールモデル。
この大きめボディー容量とハイテンションから、あの典型的サニーサウンドが響きます。
製作者にはずいぶん失礼な言い方ですが、当たりハズレでいえばもちろん大○○○だと思います。
よろしければお一つどうぞ。
新聞の週末別刷り版に「今さら聞けない+」というコーナーがありまして、
少し前に楽器の倍音について書かれていました。
よくご存知の方はスルーしてください。
楽器は複数の音が重なってひとつの音色に聞こえており、その倍音の組み合わせで音色の印象が決まるそうです。
基本の音の周波数が261ヘルツ(ド)とすると、1オクターブ上のドが523ヘルツで2倍音、3倍の785ヘルツはさらに1オクターブ上のソです。
整数の倍音が多いとハッキリした音色(チャルメラなど)、奇数の倍音が多いと暗く、渋みのある音色(クラリネットなど)、奇数と偶数の倍音がそろっていると明るい音色(フルート、オーボエなど)に聞こえるそうです。
あと、整数の倍音以外の雑音が多いとザラつきのある音色(尺八、琵琶、打楽器など)になるそうです。
楽器の特徴を表すときに"倍音が豊か”とか、"倍音が多い”とかいいますが、
同じ楽器であっても演奏の仕方で倍音の質が変わってくる、下手の人は本来出せるはずの倍音がうまく引き出せていないとあります。
楽器が上手な方は上手に音を引き出せる人でもあるわけですね。
FWは倍音を出す前に基本の音がちゃんと出せるようにしなければなりません。
先日のブログで紹介した某氏オリジナルのウクレレが大阪に間に合いそうとのこと!
往年のアサヤン並みの大展開にFW狂喜乱舞、アテント追加購入のありさまです。
ドレッドノート風ボディの中にはフフフなブレースが仕込まれております。
クラシックギターの名器をモディファイしたその設計とは・・・
開催当日、他にも2本、他ブースでは多分、いや絶対に見られない構造のオリジナルウクレレを披露予定です。
材料はいつものフリマスタイルで即売します。
お近くの方、そうでない方もぜひお立ち寄りください。
デザートアイアンウッドのバール(瘤・こぶ)が届きました。
砂漠で立ち枯れした木が、砂の中で半化石化したものだそうです。
樹種は特定せず総称してデザートアイアンウッドと呼びます。
重くて堅くて加工は大変そうですが、砂漠の宝石といわれるだけあって、
完成品(ナイフグリップ、ペンなど)の存在感はすさまじいです。
写真の一部がお箸の製作家さんに嫁ぎます。
なにかで読んだのですが、こういったバール部分だけを狙う窃盗団がいます。
それも近場の公園や街路樹の木に狙いを定めコブとっていくそうです。
アメリカ東部での話ですが、高価で取引されるバール材ゆえ起こる犯罪ですね。
日本では神社などの大木根元に除草剤を注入し、無理やり枯らしたあげく、伐採&買取りますよ的訪問をする輩もいると聞きました。
いずれにしても、事実であれば嘆かわしい話です。
早朝、通勤サラリーマンに踏んづけられる前の銀杏の実を拾うオバちゃんを責める人がいましたが、そんなのかわいいもんですよね。
今、"パープルハート”と検索すると、「超次元ゲイムネプテューヌ」の登場人物という
記述に出会います。
近未来的セクシーギャルを表現したかったのでしょうが、昭和40年男FWとしては断然
メルモちゃんの方に軍配をあげます。
現物はまるで紫芋の断面のようなド紫です。
時間が経つと、冷蔵庫に5年以上放置された自家製梅紫蘇ジュース色になります。
万人向けではありませんが、2本目以降のウクレレなんかにいかがでしょうか?
紫の炎入りテナーウクレレ用B&Sが1セットだけあります。
この子のことを気にかけていただいている方が、少なからず存在することが
判明しておりますので、気を良くしてその後の報告です。
季節はずれの暖秋いや、晩夏?のおかげで、日々成長しております。
こんな初々しい若芽ですが、そのうち木になってエグい横筋やら黒ずんだ縞が入るのかと思うと楽しみでなりません。
メイプルの板材が入ってきました。
いつも思うのですが、この杢、ずっと見ていると飛び出してきます。
今回は薄造りにせず、とある木工家さんのところにこのまま嫁いでいきます。
機会をみて、その方の作品をここでもご紹介したいと思っております。
木に対する造詣が深く、感性の鋭い超一流作家さんです。
このメイプルがどんな風に生まれ変わるのか、すごく楽しみですたい。
一本松ではなく、みかんの木です。
夏前まで住宅があった場所がすっかり更地になっていました。
この木だけ残っているのは、地主さんの要望なのか、それとも解体屋さんの木遣いなのかはわかりません。
矢印の部分、売り物だそうです。
日本の人、聞こえますか~という叫びが、地面から聞こえてきました。
この構造体、すべてがアレなのでしょうか?
100年以上前の建物のようです。
近県なら、解体業者と一緒に出向くのですが・・・
貴重な木資源は水中にもあります。
この丸太は中米ベリーズ(旧英領ホンジュラス)の河から引き揚げられました。
推定100年以上前に伐採されたものの、そのまま水中に沈んでしまい
そしてその後、ほぼ忘れ去られた状態になっていたようです。
ベリーズは国旗にマホガニーの木が描かれているくらいの木フェチ国家?であり
隣国グアテマラと並んで最も優良なホンジュラスマホガニーの産出国でした。
ももちがリーダーを努める工房とは無関係です。
マホガニーだけでなく、ウォルナット、メイプル等々、色々な樹種で沈木は存在します。
水中に沈んでいる間にバクテリアの活動によって木質が変化し、トーンウッドとして優良なものなる、という意見もあります。
FWとしては、それ以前に木自体のポテンシャルの高さの方に目が奪われます。
ジャングルの厳しい環境の中で、種から発芽し大木まで育ったであろう実生木には、独特の木味が存在します。
FWはがっきも好きですが家具も好きですぅ。
1900年代初頭の作だそうです。
ベニア(突き板)ではなく、絶品のカーリー薄板を張っているように見えます。
今、同じようなチェストを作ると、"おねだん異常”になるでしょうね。
オーダーいただければ喜んでお請けします!
ここ数年、エレキ用の材を扱う比率が徐々に増えてきました。
とはいえ、指板以外はストックするほどでもなく、リクエストにお応えする程度です。
ハコものには寸足らずなものの、杢の良いのが結構あります。
これは、オークションブースにおいておきます。
70年代、ミュージックライフやヤングギターを愛読していたFWが初めて手にしたエレキは、ストラトのコピーモデルでした。
その後、パットメセニーが175のサブで使っていたイバニーズがどうしても欲しくなったのですが、もちろん夢はかないませんでした。
時を経ること30年あまり、今夏、我が家にイバニーズがやってきました。(オーナーはせがれですが)
いつのまにか”アイ”バニーズと発音を正し、しっかり海外で大量生産された青い輩です。
オーナーのいない間に、こっそり天国への階段を途中まで駆け上がりつつ、
ネックやボディの採寸に役立てるFWです。
某ルシアー氏、オリジナルウクレレ製作プロジェクトが始まりました。
マーティンタイプのアレンジレプリカを経て、満を持しての仕掛かりです。
スケール以外のスペック詳細は一切聞いておりません。
完成予定は・・・出来た時ということでしょうか。
写真は以前オーダーしたメキシカンマホガニートップ×キューバンマホガニーB&Sの
ウクレレコンサートモデル。
FWはこのネックヒール部のカーブを見るだけで要アテント状態に陥ります。
この部分のデザインや仕上げって、楽器全体のクオリティと密接に関係しているような気がしてなりません。
ウクレレ好きの方のみならず、ヴィンテージ楽器マニアの方におすすめしたいムック本のご紹介です。
海女存でも売っています。
マーティンウクレレの創成期から近年の復刻版まで、貴重な写真とともに赤裸々なマニアック情報が綴られております。
一時期はマーティン社の経営を支えたともいわれるウクレレ変遷の集大成です。
ここ数年の同社ウクレレカジュアル路線?に食傷気味な貴兄はぜひご一読あれ。
ここ最近、杢っ気の強いメイプル材がよく集まってきます。
メイプル自体は珍しい材ではありませんが、乾燥状態がよく、直ぐに使えるものとなるとそれなりに探さなければなりません。
「アコギネックが取れるカーリーメイプル」というオーダーで調達したものですが、計画頓挫により、まだ手元にあります。よろしければおひとつこちらからどうぞ。
ブログ読者の皆さまには超弱気価格でお応えしますよ。
しかし、これって削るの大変そうですね、製作家の方のご苦労がしのばれます。
先日、薄切りにしてくれたブラジリアンをヤフオクにあげてみました。
ドラえもんのアレでドレッドノートサイズになればいいのになぁ、と思わざるをえない
プリウォー45グレードです。
たまに、オークションとウェブショップはどう使い分けているのですか?と聞かれるのですが、
さしずめ軽食・喫茶リアスとスナック梨明日のようなものでしょうか。
入り口ふたつ、中は一緒というわけです。
入りやすい方から遊びに来てください。
※即日、木フェチさまに嫁ぎました。
有難うございました。
豆もやし君、豆殻を脱ぎ捨てすっかりシダ化しました。
いい天気なので午後から独立鉢植え業務にいそしむ予定です。
Iさん、根腐れしないよう注意しますね。
いつも気にかけて下さり有難うございます。
こちらも相変わらず精力的です。
んが、そろそろお別れの予感が・・・
ブラジリアンのサクをおろしてもらいました。
何枚とれるかが腕の見せ所です。なのでしかるべきところに依頼します。
おろしたては色が淡くフレッシュです。
数時間から数日でゴロっと見た目の印象が変わります。
ローズ類は濃くなることで、貫禄というか、パテナ感(古艶)が増していくのが魅力ですね。
FWの大好物、元テーブルのマホガニー材です。
アンティークのテーブルトップに第二、いや第三の人生を吹き込む目的で
薄切りにしております。
立ち木として数百年、家具として百年以上、そして楽器として・・・
壮大なプロジェクトの一環です。(カッケー)
アンティーク家具屋さんに行くと、いつもマホガニーものを探してしまいます。
普通のお客さんはデザイン、キズの有無、パーツがオリジナルか否かなどといった点を見るのでしょうが、私は材の厚みばかりが気になります。(銭勘定です)
1900年代以降のテーブル材にはアフリカンマホガニーが多用されています。
天板は大きな面積ですので、そうせざるを得なかったのだと思います。
素晴らしい木材の一つだと思いますが、本物のマホガニー材を知ってしまうと、どうしても切なく見えてしまいます。
長年テーブルとして色々な生活の中で使われてきたそれらをバラすのに、後ろめたさがないわけではありません。
もちろん、まだまだ現役で使えそうなものや、史料的に価値の高い家具には一切手を出しません。(いや、高くて手も足も出ません)
倉庫の片隅でくすぶっているジャンク風往年のスターに、もう一度スポットライトを当ててやりたいと思うFWなのでした。
ウクレレサイズのベアクロースプルースが入荷しました。
いい木味しています。
ずっと、欠点としてハジかれてきたこの杢ですが、
楽器の世界では逆に高価で取引されています。
写真では分かりづらいのですが、現物は見る角度によってギラギラです。
ある朝、見かけない豆もやしクンが現れました。
どうも、こちらがコアの芽のようです。
ということは、先客の君は誰?
もしや The soh?
まっいいか、ここに生えてくれたのも何かの縁、
しばらく(だけ)ゆっくりしてくださいな。
真夏のウクレレイベントがひととおり終わった今日この頃、
真冬のアイツのことを決めました。
第3回ウクレレ総選挙(本名アマチュアウクレレビルダーコンペティション)です。
開催日は2014年2月7~9日(金~日曜)
場所はいつもの東京・西荻窪 ギャラリーみずのそら。
今回は会場の事情もありまして、ライブ等の鳴りイベントは控え、
このイベント出身で今やプロとして活躍されているOBさん作品展示など
ウクレレ本体を充実させたいと考えております。
立候補者届出の詳細は10月初旬までにホームページ等でお知らせしますね。
すでに、有力新人候補数名が刺客として名乗りを挙げられています。
前回の模様はこちらで
紅木(コウキ)というインドの木もありますが、それとは全く関係ないアメリカ西海岸産のレッドウッドをご紹介します。
写真はギターパターンですが、エレキやウクレレにも使います。
ウクレレですとコアのB&Sにこれをサウンドボードとして組み合わせると、
色の差異感が少なく、とてもキレイです。
ペガサスさんやカビカさんがお得意のパターンですね。
高さ100m、直径5mを超える個体もある木ですから、このくらいのサイズですと、
木っ端というより、皮膚の角質程度かもしれません。
レッドシダーとよく比較されますが、薄板にすると、シダーより堅くパリっとした感じの材が多い気がします。
アメリカのドメスティックウッドといって、私がまず思い浮かべるのはこの木です。
家具や内装材として大量消費されてきたウォルナット。
中でも杢気の強いものは楽器用としても珍重されています。
濃~淡茶、トウプ、オレンジ、グリーンなど多岐にわたるカラーグラデーションが
実に美しいです。
ジョージ ナカシマのウォルナットテーブルがいつか欲しいFWです。
園芸ネタ続きですみません。
最近、初めて入手しました。
左がキューバンマホガニー、右はブラジリアンローズウッドです。
ちゃんと学名を確認したので間違いないと思います。
キューちゃんは、そのまま塩ふっておつまみになりそう。
ブラPはコアを一回り小さくした感じ。やはり縁側ペッ系ですね。
今はコア栽培に専念して来春にでも蒔きたいと思っています。
おらもタネ欲しい、という方いらっしゃいましたら11月のサウンドメッセ展にお越しください。
少量ですが差し上げられるかも知れません。
詳細はおって・・・
かなり風雨が強くなってきました。
皆様、お気をつけください。
こんな時にナンですが・・・コアの芽がいくつか出ました。
外に出してカーリー養成特訓しようかと思いましたが、
室内で過保護、過干渉しております。
スイススプルースのテナーウクレレサイズが入荷しました。
マスターグレードのムーンウッドです。
学名上はジャーマンスプルースなどと同じPicea abies になります。
材種の正確な判断は学名を確認するに限ります。
商業的流通名(いわゆる通称)だけで判断すると、後で真実を知ってJJJとなることも多々あります。
先日、自家栽培を宣言したハワイアンコア。
やっと、いく粒かに芽らしきものが出てきました。
このあと、ふかふかの土ベッドに寝かせてやりました。
2150年真冬にムーンウッドとして伐採するのが目標です。
メイプル新着モノです。
キルティッドというかブリスタード(水ぶくれ)というか・・・
3Dかつ4Kにうごめくこの杢はフラットに製材することで得られます。
この上を歩くと気持ちよさそうです。
こちらはご存知バーズアイ(鳥眼杢)、ハードメイプルの代表的な杢です。
なしてこんな杢が出るのか、まだ解明されていません。。。
ウイルス説、病気説、鳥突っつき説、キノコ寄生説、遺伝説、etc・・・
まっ、駅前の不動産屋さん同様、現状優先でいくことにします。
銘木屋さんに行くと“バーザイ”と表示されていたりします。
発音良すぎです。
豪州タスマニア島産のヒューオンパイン(マキの仲間)と申します。
年間10数センチしか成長しないそうで、恐ろしく目が細かいのが特徴です。
その分、樹齢は長く数千年単位でその生を育んでいます。
もちろん、新たな伐採はNG、市場に流通するのは倒木、流木、土埋木だけ。
こういうと、日本の何かの木に似ていませんか?
そう、屋久杉ですね。
この木を説明するには、「オーストラリアの屋久杉みたいなもんですな」、
これが一番イメージしやすい説明かと思っております。
本場オーストラリアではギターのサウンドボードに使用されているようですね。
FWではウクレレ用サイズでご用意しております。
この材、何だと思いますか?
ノーヒントで正解すると得点倍返しです。
手が挙がりませんねぇ。
ではヒントを、その木の果実をモザイクで。(ナンの意味が)
お分かりになったでしょうか?
正解はアボカドでした。(3回のうち2回はアボガドと言ってしまいますが)
ハワイ産なのでカーリーがオマケでついてます。
現物は白いマホガニーといったところでしょうか。
まだ楽器では見たことありません。早く聞かせてくださいね、Cさん。
先日ご紹介したムーンウッドについてお問い合わせをいただきました。
年間に何日くらいあるの、伐採OK日は?ということでした。
過去の推奨日がわかりました。年間わずか数日ですね。
今年のその日は、ここから推測していただくということで・・・
2003年 1/1~2(山岳・寒冷地帯では1/30~31も)12/22~23
2004年 1/20~21 12/11~12
2005年 1/9~10 12/1 12/30~31
2006年 12/20(山岳・寒冷地帯では1/27~28も)
2007年 1/17~19 12/29~31
“...und du begleitest mich" Ervin Thoma著より引用
いい材を手に入れるためには元旦やら大晦日やら関係ないということですね。
伐採手伝ってもいいのですが、今年が大晦日に当たらないことを祈ります。
だって、紅白でキョンキョンとあまちゃん応援団見たいから・・・
マホガニーご紹介の締めは、やはりこのお方で。
キューバンマホガニーです。ウェブショップで各種サイズご用意しております。
グレードの高い方から9番、8番、7番・・・と呼ぶのがFW流。
ミクロネシア地域での植林も盛んですが、これは本場「西インド諸島」産です。
インドの西で育ったものではありません、念のため。
この種のマホガニー材はキューバ、ジャマイカ、ドミニカ、プエルトリコなどが
かつての大産地でした。WBC決勝リーグのメンツみたいですね。
ホンジュラスマホと、どう違うの?と良く聞かれるのですが、
同じ仲間だとは思えないくらいの差を感じます。
ご希望の方にはサンプル端材差し上げます。ワタシにデンワ、いやメールしてクダサイ。
マホガニーでもういっちょ。
7月に発売された「Acoustic Guitar Book 37」
(シンコーミュージックMOOK刊)でマホガニー材が特集されています。
僭越ながらFWも写真等で協力しております。
まだお読みでない方、ぜひに。
ちなみにその前の36号はスプルース・プチ特集です。小出しに攻めるシンコーさん。
これ、マホガニーの和名です。
間違っても、漢検には出ないと思います。
アメリカにMahogany associationという団体がありまして、そこが発行していたのがこの冊子。「The MAHOGANY Book」
1936年発行の2nd edition と1948年発行の7th editionの2バージョンしか持っていませんが内容はずいぶん異なっています。
いずれの版でもマホガニーという木の来し方行く末が貴重な資料写真とともにたっぷり語られております。
18世紀のマホガニーゴールデンエイジを謳歌したキューバンマホガニー、
現代ギターに欠かせないホンジュラスマホガニー、
ホンジュラスとごっちゃになりがちなメキシカンマホガニー。
そしてそのほか、妖怪人間的な種の数々・・・"早くマホになりた~い”ってか。
「向学のため他の版も読んでみたいと思います。
お持ちの方いらっしゃいましたら、ぜひお譲りいただけませんか?」
(週刊誌にそんなコーナーあったような)
久々にハワイアンコアの上スジものが入ってきました。(予約分ですが)
これなら5Aと呼んでいいかなと・・・
ちなみにFW(ファインウッド)が考える楽器材5Aの条件は
その① 柾目のストレートグレイン
その② どの角度から見ても深いカールが全面に出ている
その③ カールが細かくピッチが均一である
その④ 強度を落とすレベルのフシ、入り皮、フケ、クラック等がない
その⑤ 適した乾燥、シーズニングがおこなわれている
などでしょうか、楽器材以外では見方が全く異なる場合もあります。
きびしく見ますと5Aグレードはなかなか存在しませんね。
全体のコンマ数%くらいかなという気がします。
もっともこの格付けは見た目100%なので、素材の全てを決めるものではありません。
ノンカールでも味のある良いコア材、たくさんありますしね。
新着というわけではないのですが、ちょいとロマンチックな材をご紹介。
最近、ギタールシアー重鎮が記事にされてから、ずいぶんお問い合わせが増えました。
その材とは、ヨーロッパで古くからの言い伝えに基づき、
特定の伐採時期だけに伐り出された欧州トウヒ、いわゆるスプルースです。
特定の時期とは冬のお月さまが下弦から新月に変わる直前の数日間だけ。
(♪暦の上ではでぃっせんばぁ~♪あたりか)
夏の間に目ぼしい木に目印をつけておき、しかるべき旗日にお命頂戴という段取りです。
名づけて「ムーンウッド」、サウンドボード材としてはレスポンスがよく、
しっかりエイジングをすませたような特徴を持っていると言われます。
本場では狂いの少なさから、建材や窓枠!などにも使われるそう。
迷信と侮ることなかれ、同じような言い伝えは世界各地であります。
”かつて経験したことのないような”
黒いヤツが入ってきました。
エボニーでもブラックウッドでもなく紛れもないブラジリアンです。
靴墨を塗ったお土産箸より黒いです。
「おハカのない人生はハカない人生です」という
墓石屋さんのコマーシャルもあります。
こちらに並べておきます。
さすらいの吟遊ピアニスト・村松健さんのソロパフォーマンスライブが
9月16日(月&祝)15:00開場の予定で開催されます。
場所は東京・昭島のホテル・フォレストイン昭和館・ガーデンチャペル
自然に囲まれた抜群の音響空間です。
誰もが一度は耳にしたことのあるこの曲も、実は村松さんの作品です。
この曲のおかげで、すっかり企業イメージがリファインされ、株価にも影響を
与えているとかいないとか・・・
いくつかバージョンがありますが、私はこれがお気に入りです。
ライブのご予約、お問い合わせは yoyaku@ken-muramatsu.com まで
もしくは私経由でも構いません。
ちなみに私との接点は、もちろん“木”つながり。会えば木フェチ談義を交わしております。。
今年の春夏はハワイのマンゴーが良く採れました。
もちろん実ではなく木のほうです。
今まであまり見たことのない細密カーリーやスポルティッドなどなど。
「俺はコアの咬ませ犬ではない!」発言から早ウン年、ウクレレ材の主役を奪いかねない存在になりました。
まだ、ハイグレード材のストックあります。ぜしお問い合わせを。。
今でしょ!
というわけで、あの木の種を蒔くことにしました。
縁側から庭に向けてペッと飛ばしたアレに酷似していますが、学名アカシアコア、ようするにハワイィアンコアです。
種はハワイ島のおいちゃんから頂いた由緒正しいカーリー種?、すでに数年寝かした(放置した)“完熟豆”です。
ちゃんと生きてるんでしょうか?
せがれが通っていた小学校にはアカシ“ヤ”の木がありました。遠い親戚のコアも育つと信じています。
目指せ地産地消、自給自足、脱輸入依存な気分の初秋です。
ちゃんとHow to本もゲット済み。
ハワイでは幼木が野生動物に食されないよう注意!とのことですが、
こちらはまず、芽が出るかどうかが問題であります。
ブラジリアンローズの立ち木を発見しました。
この木はヘリで探すと聞いたことがありますが、この生育環境からすると、
それもうなずけます。
淡紫の花からは濃厚なローズ香が漂っていそうですが、
現実はページの古本臭のみです。