・・・なんていうフレーズをそこかしこで聞きますが、明日から平成31年も始まることに気づいたFWです。
それでは平成30年最後の投稿をば。
大晦日なのに、やはり新着情報です(意外と仕事熱心)。
変形用ジャンボサイズの1Pブラックリンバ材が1枚だけ入荷しました。楽器マーケット以外では雑木扱いされているリンバウッドですが、ブラックタイプだけは相変わらず人気があります。
買ってくれる方の来年がFVのように飛翔すること保証します。
来年はFINEWOOD創業10周年を迎えます。
好きで始めたことだったので、最初は仕事に思えませんでしたが、今も同じような気分で成長がみられないことお許しください。
年々厳しくなる木材業界ですが、来年もますます偏重気味の品揃えで、木フェチの皆様をお迎えしたいと思います。
今年一年、有難うございました。
最後になりましたが、皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。
次回からは木フェチブログ2019(正式名:珍樹を巡る冒険)でお目にかかりましょう!
お願いしていたトーンウッドスピーカーの試作が、早めに出来上がってきました。先ずは、ハワイアンコア・バージョンから。
秘蔵120mm角材から削り出し&刳り抜きで箱を作り、以前にも紹介した超ハイCP比をほこる2.5インチユニットをマウントしています。
大きなリスニングルームでソファに寛ぎながら聴くのではなく、ニアフィールドリスニングと呼ばれる近距離での音楽鑑賞に適し、木の質感を堪能できるスピーカーという所期の目的は達成できたのではないかと思います。
マホガニーを使ったスタンダードモデルと、ここぞの銘木素材を使ったカスタムモデルの二刀流で商品化したいと考えていますが、果たして需要があるのか・・・・悩ましいところです。
暮れのおススメローズウッド第二弾はブラジリアンキングウッドです。
端正な面構えと落ち着いたパープルカラーは育ちの良さの表れです。
同じローズウッドでもギャング然とした輩との違いをお楽しみ下さい。
以前、ある年配の方にチューリップウッドを説明する時、「咲かなくなった球根を裏山に捨てたらこんな木になりました」とボケたら、「チューリップはほぼ一年草なのであり得ません」と真顔でつっこまれました。
とうとう最後の1セットになりました。2ピースバックのギター材です。
ドMのフィンガーボードもございます。
ウクレレ用のヘッドストックべニアもありマス。
この木の特徴は、ご覧の美しいおピンク色だけでなく、製材時に強く香る柑橘とミントをブレンドしたような爽やかな香りです。18世紀フランスのルイ王朝にも寵愛された歴史あるトゥルー ローズウッドのお求めは当店でどうぞ。
今年最後のカーリーコア客注材です。
ペンブランクですので、マックスナロウピッチでお届けします。
対極のプレーンコアも好きです。こちらは1910年代オリジナルのワイゼンボーン・スプルーストップ!クソじじい感満載です。同じ時代の壁紙をバックに。
これにヤられました。(Mさんコレクションより)
60年代ギターに使われた包装紙のペイズリー柄やスモールフラワー柄も捜索中です。ただし、オリジナルではなく現代品になりそうです。
暮れも押し迫って、おフランスからやっと届きました。アンティーク・ウォールペーパーです。
アメリカのその手のショップに古いフランス製が欲しいとリクエストしたら、US$5000/ヤードとのたまわれましたが、現地ではそこまではしませんでした。
昨日は今年最後の製材dayでした。
コア、マホ、ローズ、そしてトチ。今年も木屑にまみれました。
コアはアコギ用B&Sセット用に挽き割り。
マホはネック用の角サイズに。
ホンジュラスローズはアコギB&Sに。
もはや見かけなくなった、昔ながらのベリーズ産とおぼしき深紫タイプです。
もしかしたら、今流通しているピンクベージュタイプとは種が異なるかもしれません。
最後はジャパニーズホースチェスナット=トチをドロップトップに。
杢っ気の強い木ですが、こんな感じは初めて。
整理出来次第、ウェブショップに順次アップします。
お急ぎの方は、ウェアハウスヘGo!
当方の商材についてご意見、ご質問、メッセージをいただくために「お問い合わせ」欄を設けております。「お問い合わせ」はこのサイトを見て頂いている証拠でもありますので、それが増えることは大変有難く感じております。
「お問い合わせ」には、なるべく即日、遅くても翌日までには何らかの返信をしたいと思っておりますが、なかなかタイムリーでないこともあり、誠に申し訳ございません。
で、本題のお願いがございます。
今後、「お問い合わせ」には、返信ご希望のアドレスとお名前の記入(愛称とかニックネームではなく)を必ずお願いします。もちろん住所や電話番号、社名などは任意で構いません。(電話や郵便で回答することはありませんが)
理由はいちいち書きませんがお察しください。
ご協力の程、よろしくお願いいたします。
久々のメイプルトップ材新着です。
先ずは極上バールw/スポルティッドから。
続いてエンジェルステップ。鮮やかなステップが駆け上がっています。
この後、エレキ材→メイプルコーナーにアップします。
当たり前ですが、すべて一点ものです。
壁紙以外の師走新着材です。
先ずはフィギャードタイプのマホガニーブロックから。
アコギ1Pネック材換算で約150本分です。これから角材に木取りします。
このバッチもこの150本分を除いて残り約4立米になりました。数十年単位でシーズニングされた本場中米産材はそれで最後になります。
お次は急に細かくなってブラック&ホワイト(ペイルムーン)のギター指板材です。
そして、今年は価格高騰すさまじかったです、ハワイアンコアのアコギ材。
忘れたころに地中海から来ましたオリーブウッド。
ラストはフラットソーンマホガニーのドロップトップ材
ウェブショップの整理整頓が追い付きません。
ぜひ現物はウェアハウスでご覧ください。
帝国ホテルの会員向け広報誌でハワイアンコアを取り上げていただきました。客室内にも置いてあるのではないかと思います。
帝国ホテルはホノルルの最高級リゾートホテル「ハレクラニ」と提携していることもあってのハワイ推しです。
現地取材旅行は楽しかったなぁ。(いつもの妄想癖)
工房楔さんアイテムもズラリ。このペンケース(コンプロット)現物は本日現在、在庫有りとのことです。
だそうです。TOKYOハンドクラフトギターフェス2019。
FWもここ数年、続けて出展しております。というかこれしか出ておりません。
出展者も来場者も例年ほぼ同じで、そこかしこに漂うデジャヴ感が好きです。
2019年5月18日㈯19日㈰
錦糸町・マルイの上
今回はいつもの木に加えて紙も展示即売予定です。
間に合えばオリジナルウッドアイテムも並べたいところです。
その前に、先ず年を越さねばですが。
映画カーマインストリート・ギターを見て以来、リクレイム作業に拍車がかかってしまいました。
今年最後のキューバンマホテーブルの一部です。
映画の主人公であるギター職人リックケリーが凄いのは、ほぼコストゼロで材を調達してくるところです。それもこれも彼の人望、作品の素晴らしさを皆が認知しているがゆえの事なのでしょうね。
映画の中でニューヨークの街を角材(古いバーの解体材)を持ち歩く(持ち帰る)リックというワンシーンがありました。FWもひばりヶ丘駅周辺でしょっちゅう似たようなことをしていますが、根本的に何かが違うのは致し方ありません。
昼前、道路沿いの火事現場を通りがかりました。
ほぼ鎮火していましたが、相当台数の消防車が残っていました。
住宅系材木屋さんの大きな店舗兼住宅で、1Fの一部が倉庫になっており、中のトラックまで燃えていました。奥の材木類もほぼ炭化しているように見えました。
心より御見舞い申し上げます。
※夕方のニュースで別居中の夫による放火と報道されていました。トホホ。
何ら関係ないのですが、大きなキューバンマホが取れました。
いつものリクレイムド・ヴィンテージ材です。
ヴィンテージのギブソン・ホンマホタイプでこんな感じのバックを見たことがあります。
真正キューバンマホのワンピースバックは、古今東西まず存在しないと思います。薄くてこれだけの幅ですとカッピング(幅反り)するのが普通ですが、これはほぼフラットです。
ご興味ありましたらお問い合わせください。
マレーシアン・ブラックウッド(Diospyros ebonasea)の新入荷です。
表面にはワレ止めが塗ってあるので見えにくいですが、面白い模様がでています。
芯と余分なサップを落として開いてみる予定です。
ブラック&ホワイトエボニーのような杢になることを期待します。
この種とニューギニア黒檀は同一だと言われますが、地理上はインドネシアを挟んでずいぶん距離が離れています。ニューギニア島で採って、マレーシアから輸出したということなのでしょうか?(いわゆる天津甘栗パターン)
通称名はホント、混乱させます。
の、個性的な杢板が入荷しました。
冬場の日本海を思わせる高波が押し寄せています。
厚みがあるのでカーブドトップ、ドロップトップ、ボディバック、アコギ材にも使えそうです。近日中に小割製材してみます。海外でも人気が出てきたジャパニーズホースチェスナッツ・トチをぜひご賞味ください。
の、続きです。
いずれも1920~30年代のデッドストックになります。
木取りならぬ絵取りが難しいです。
広げてお好きなところを選んでください。
追記:ファインペーパーにご興味いただいている方へ、通販は来月より準備が整い次第、はじめます。在庫極少量でして、m単位での切り売りになります。今しばらくお待ちください。
色、柄、質感等の確認、直販は北口大規模リニューアル中のひばりが丘駅、徒歩3分ウェアハウスショップでどうぞ。
60年代から人気の壁紙ギター。
古いモノに目がないFWもレトロな壁紙(主に1920~30年代)を少々持っています。
この壁紙たちをどう使うか、部屋をリフォームするには量が足らないし、落ち着かないし・・・というわけで、ギターパターンにはめて遊んでみました。
絵のどの部分を使うかによって大きく印象が異なります。
来年はFINEPAPER事業部発足?
ご興味ありましたらお問い合わせください。
このサイト運営でお世話になっているJimdoさん。過去何年もジンボさんだと思っていたことをお許しください。(神保彰さんのファンなので)
そんなJimdoさんが選ぶベストホームページ・コンペが開催されたようです。
どちら様のサイトも綺麗な写真や心躍る動画、うっとりする言葉選び、そして思わずポチってしまいそうなストアなど、ほんとうに見惚れてしまいます。
受賞、おめでとうございました。
一方、フォーマットにアップするだけで精一杯のやっつけ当ページです。
じゃ、もっと見た目素晴らしいサイトを作りたいかといえば、そうでもありません。売っているものの性質上、「サイト上 < 現物」の方が、買って下さる方にとっても、こちらにも都合良しですから。かっこよく作れない屈折心かもしれませんが。
ハワイアン・コア(Acacia koa)の親戚、オーストラリアン・ブラックウッド(Acacia melanoxylon)です。他のオージーものに比べて色が濃い目なだけで”ブラック”ウッドと呼ばれているのだと思います。彼の国では、広葉樹は何でも「ちょめちょめメイプル」、針葉樹は「ほにゃららパイン」と呼ぶくらいテキトー、いや寛容なので。
このブラックウッドはカーリーとペイズリーのような小紋が合体した特殊杢「カーズリー」です。色が薄く感じるのは突板用に蒸してダシが全部出たからで、突板を作った最後の残り部分(突き尻と呼びます)になります。
だもんで(フレンチ風静岡弁)杢はなかなかです。
この種は、日本国内でも植林されており、繁殖力が高いので、在来種の生育に影響が出ている地域もあるようです。(ニセアカシアの二の舞か)
このところ、多方面からお声のかかることが多いホリーウッド、相変わらず小さいものばかりですが新入荷です。
楽器向けとしてはフォデラの影響かベース(ボディのウイング材など)として、小物としては象牙の代替として使われるケースが多いようです。
ホリーはフシや青い着色が出やすく、木取りが大変難しい木です。それらを欠点として避けると、どうしてもサイズの小さいものが多くなります。欠点ではなく、個性として見てもらえれば良いのですが・・・
もいっちょ、「ヴィンテージキューバン×ムーン」
バック&サイド材違いの2本です。
素材の違いが、そのまま出音に表れています。今回の最大テーマでもあるコントロールされた倍音にもチビりました。
こだわりはこんなところにも、
ムーンスプルースにかけて、ポジションマークが角度によって見えなくなる新月仕様(黒蝶貝)になっています。
催促なし、出来た時納期でよろしければ、新規オーダー可能です。
詳しくはお問い合わせください。
荒材の時は気づかなかったのですが、仕上がると思いのほか綺麗なお姿に感動しました。イタリアとの国境に近いスイスから産出される”ムーン”スプルースです。
”ムーン”理論は科学的見地からすれば否定的な意見が圧倒的であるものの、日本国内はもとより、古くから世界各地で、民間レベルで伝承されているのは、やはり何らかの理由があるのだと思います。
それはさておき、産地であるイタリアの衝撃的なニュースを見ました。(Aさん情報有難うございました)
イタリア北部、ドロミテ地方にある「バイオリンの森」の惨状です。先月末から同地方を襲った暴風雨の影響で壊滅的な被害を受けました。将来、この森も月齢を意識して伐採されるであっただろうと思うと残念でなりません。木は楽器作りに最適な樹齢に達する前になぎ倒されており、元の森に戻るには200年かかると専門家は指摘しています。
倒木でもいいので少々譲って欲しいと思うFWは月に代わってお仕置きです。
月間ギター・マガジン誌、最新号の特集テーマです。
10年殺し(むこう10年間は他誌が取り上げられないくらい攻める)を誌是とし、毎号、ピンホールに詰まった切り粉をほじくるような特集記事が組まれています。
そろそろ木材特集の予感も・・・
連綿と続くギブソンの伝統。
その源流を探ると、
1958年に起こった革新にたどり着く。
特集内でも取り上げられている古いカタログがうちにもあったような・・・
ギター類だけでなく、アンプも15型番!掲載されています。
この59年3月発行のカタログにはまだバーストが出ていません。
写真のゴールドトップは$247.50、3PUのカスタムでも$375.00、一番安いジュニアは$120.00となっています。
リーバイスから来た新CEOさん、頼んまっせ!
まだ数少ないのですが、いくつか良さげなローズネック材ありマス。
そのひとつがバーミーズ(ビルマの)ローズウッド、タイ語のチンチャンです。和名は忘れてやってください。
重くて堅いのですが、磨くとトゥルントゥルンで気持ちよかです。
この後、ココボロが、そしてBRWが降臨予定です。
誰もがギターとロックを愛した時代(いつ?)、FWはこの白いギターに憧れていました。
82年夏、本人とこのギターに会えるのを楽しみにしていたのですが、それは永遠にかなわなくなってしまいました。
狭い肩幅にずっしり重そうなLPカスタム。ウッドスペックは木っ端を集めたパッチワークのようですが、ペイントすればそんなの関係ありません。
没後しばらく経ってから発売されたこの楽譜集の背表紙にはこんな言葉が書かれています。
「この本を開けばいつも君に会える。やさしい笑顔と共に...。」
享年25。
ジュニアが嫁いで、手元が少々寂しいのでお願いしてみようかなっ、木目は見えないけど。
中島馨さんにお願いしていたカスタムウクレレが出来上がったもようです。
途中、甚大な被害をもたらした直下地震で罹災されたにも関わらず、見事に完成までこぎつけていただきました。
※こちらの2本は売約済みですが、同等スペックでのオーダーは可能です。
現物が届きましたら、細部も紹介させてください。
ご本人曰く、狙った効果は実現できたとのことで大変楽しみです。
エボニーを薄切りにしてもらいました。
堅くて回転する鋸刃が止まってしまったと親方に怒られました。
それでも何とか2枚は取れたので、残りは指板にします。
乾燥に時間がかかり、ワレが入りやすく、製材も難しい・・・でもこんな景色が見れると、また探して買ってしまうのでした。
国産の黒柿と似ていますので「クロガキ」とカタカナ表示され売られていることもあります。1.5倍重く、3倍堅いのでお間違いなきよう。
接着メモ:
この手の作業には白(木工)ボンドを少し水で薄めて用いると綺麗に仕上がる。白の接着剤成分は木質内に吸収されやすいからね。タイトボンドは肉として残るため接着層が見えやすいから要注意だ。(誰だ、おまえ)
ホンジュラスローズの売り物回覧がまわってきました。
何年か前に、別のある方が3、4トン持っているとおっしゃっていたのを思い出しました。
明細を貰ったら約3.3立米、比重1としたら3.3トン、やはりあの時のソレに間違いなさそうです。保管地域も同じだし。
もう少し状態が良ければお宝材だったのですが・・・
追記:
この木の割れ方について信憑性の高い意見を頂戴しました。
「おそらく、伐倒(立ち木を伐り倒す)時に芯材を中心に縦方向に大きく裂け上がったのであろう。木こりさんのスキル不足だけでなく、倒す方向に選択肢がないなど、厳しい生育環境での作業だったかもしれない。丸太で輸入すると外観からは判別しにくい場合もあるので厄介」
板の木口を見ただけで、こんなにプロファイルできるなんて凄いなぁ。
には、目がないFWです。
タイムマシーンコンディションのBRWスピードワゴン出ました!
これを解体するのは忍びないです。
このまま欲しい方、いらっしゃいましたらご一報ください。
こっちは解体ちゆう。
お問い合わせはFひばり駅前ストリート解体商Wまで。
オークションなどで木素材をゼロコンマ〇ミリと表示すると、間違いじゃない?とツッコミの質問がきます。このブログを読まれている方には無用だと思いますが、念のため「突板」の説明です。
「突板は、木材を0.2 - 0.6mmに薄くスライスした板材である。希少性の高い美しい木目を持つ木材が用いられ、銘木単板とも呼ばれる。合板や繊維板の表面等に用いられ、突板を表面に用いた合板は天然木化粧合板と呼ばれる。」(ウィキペディアより)
ちなみに大工さんなどが競うかんな薄削り大会では0.004~0.005mm(4μm~5μm)まで攻めます。ティッシュどころじゃないです。
一万円札は0.1mmだそうです。10cmくらいあるとしばらく休んで楽しいことができそうですね。
ふだん、特注でしか扱えないアコギ用極上材が入荷しました。
ここぞの1本に使ってください。
アディロンダダックは、ざっくり、ランダムな冬目が特徴ですが、この個体はまるで上質なジャーマンやイングルマンのような均質細目幅です。M社やC社のハイエンド並みだと思ったら、同じサプライヤーの材でした。こちらにあります。
価格大高騰中のフィドルバックマホガニーです。今では良質グレードは10万円近くで取引されています。杢マホ類は、もはやお手上げです。あるうちにこちらでどうぞ。
超絶タップトーンの古材、クラシックサイズです。
こちらはウェアハウスでご覧ください。
純白ホリーが入荷しました。
ステイン沈着やフシの多い木ですが、今回はそれらを除いたマスターグレードだけです。
木肌が美しいホリーは象牙の代替として、アクセサリーやオーナメント素材に使われることも多いようです。
板材はウェアハウスショップでご覧いただけます。
ペンブランクはこちらでぞうど。
での、音楽鑑賞にはまっています。
ニアというのはスピーカーから1m程度離れて聴く環境です。
横長のセッティングで聴けば、性能の良いヘッドフォンで聴いた時のような音場感が得られます。先達のブログ記事を参考にしました。
FWの愛用はこんな超小型スピーカーです。
このスピーカー、パソコン用程度の大きさなのですが、ユニットが秀逸です。中国製なのですが、欧州の高級オーディオブランドが製造委託している工場からスポットで出たものらしく素晴らしい音質です。販売されている完成品はウン万から数十万ですので当然かもしれません。これはペアで箱込数千円でお釣りがきます。組み立てはセルフですが、箱の開口部を2mm程度削るだけですのでFWにもできました。
サイズからは考えられないというより、このサイズならではの点音源感覚で音楽(音質)を楽しむことができます。
ご興味ありましたら、入手先教えますよ。箱はアマゾンですが笑
先月ロシアで開催されたCITES会議の中で、楽器における規制緩和案(ローズのみ?)が議題に上がったようです。楽器向けの木ということではどうにもならないでしょうが、完成品だけでも業界にとっては朗報ですね。結論は来年以降になるようですが。
プレスリリースには
「The Standing Committee will also review how international trade in musical instruments, such as guitars or clarinets made from CITES listed timber should be regulated.」
グーグル翻訳でポチっと
「また、常設委員会は、CITESの木材で作られたギターやクラリネットなどの楽器の国際貿易がどのように規制されるべきかを検討する予定です。」
折しもポール来日中ですが、こちらはレノンが愛用したLPジュニア改造版の、そのまたFINEWOOD仕様になります。
FINEWOOD仕様が何かと申しますと、
外観はジョンのオリジナルを忠実に再現していますが、復刻版にあった穴の埋め戻し痕とかチューナー交換時の木ネジ痕などは無視しました。逆に復刻版でチェリーにふれていたボディカラーをオリジナルに近いマホガニーブラウンに戻しました。
全体的にピカピカの新品ではなく、エイジド仕上げのパーツを多用し、少しヤレはじめたセミヴィンテージ風に仕上げてあります。
フロントPUの裏付けチャーリークリスチャンモデルは、米ローラー社の市販モデルですが、当時モノにそっくりなカバーを作り直してもらいました。ブリッジを固定するボルトもチタンの特注品です。チューナーはシャーラーの最新1:18ギアレシオ、ルテニウムフィニッシュのベルベットチューナーで、ヌルッとメーターが上がっていく感触は、従来の同社製品とは別物です。ルテニウムフィニッシュは、ぱっと見、クロームなのかグレーブラックなのか判別できません。これだけは美しすぎてエイジド加工せず、オリジナルのままです。
材は手持ちの中で最高のマホガニーとリクレイムド・ブラジリアンローズウッドを使いました。ヘッドストックにはホリーを貼ったおかげで、ジュニアにあるまじき高級感ある仕上がりになりました。
ケースはアマゾンで送料無料だったGatorです。いやらしい色の内装がギターを包んでくれます。
トータルしまして、「NYヴィンテージ風国産新品」です。
一人のギター職人がFWのわがままをすべてを叶えてくれました。
ご興味いただけましたら、ぜひお問い合わせ下さい。
試奏もウェアハウスショップ内で可能です。
価格はASKですが、本家マスプロの復刻版よりお買い得に設定しています。
詳細はこちらでどうぞ。
※売れました。
映画カーマインストリートギターに触発され、手持ちのリクレイム用テーブルトップを並べてみました。主にソリッド楽器、クラフト用になります。
もちろん売り物です。
一応、全てキューバンマホとして調達したものですが、現物はそうではありませんでした。
綺麗なシェラック仕上げがしてあると、写真では見分けがつかないのです。
何かにリクレイムしてやろうという方、どうぞウェアハウスまでお越しやす。
オーディオ部用に取っておいたコアの突板ですが売ります。(秋の気まぐれ)
約.35mmの国内生産品です。杢汁をふけばさらにスジが際立つのですが、あぶりスルメ必至ですので自重します。
ヤフオクでどうぞ。(スピーカーもあるでよ)
単一樹種としての本紫檀(Dallbergia cochinchnensis)は、恐らく国内に最も多く輸入されてきたローズウッドです。
この種については、輸入時期や色味によってユニークな分類方法があります。(樹種事典より)
■古渡(コワタリ):奥光りのする深い紫色。正倉院御物などの材
■中渡(ナカワタリ):深みのある濃い茶色
■新渡(シント):オレンジ色が強い
主に、木工作家が枕詞のように用いるケースが多いようです。(例「古渡本紫檀 銘々皿」等)
抽象的な表現ですので流通市場で使われることはあまりありませんが、長い歴史がある本紫檀ならではの分類方法だと思います。
最近、目(手)にした紫檀類をご紹介しますと
その①
「本紫檀」として売られていましたが現物はどうみてもココボロでした。本紫檀にしては立派な値がついていたので、本紫檀=True rosewoodの意味だったのかもしれませんが。
その②
こちらは逆に・・・
インドローズとして某市場で売られていたものですが、現物はこれもココボロであることが判明!それも極上材でした。
現物の匂いや比重感、逆目の出方をじっくり観察すれば分かるのですが、原木状態で暗い倉庫に置かれていたり、写真だけでは判別できないこともあります。
せめて、マグロの競りのように尾っぽ(=木口)をカットしておいてくれたら良いのですが・・・
いつも思うことですが、樹種の見極めはほんと大変です。
の、セールを始めます。表示価格から20%OFF(コアのみ10%OFF)です。
ただし、決済はお振込みのみ、Paypalはダメです。
ご注文後に、値引き後の金額をお知らせしますので、その後お振り込みください。
期間は本日から11月4日まで。
ペルナンブコ、ヴィテージキューバンマホガニー、ヒューオンパインもあるでよ。
ホテル、倉庫、バーなどなど、すべての木材建築・構造物が役目を一旦終える時、この男の出番となります。
観賞予約したのは来週31日、会場がある六本木の街はカボチャ祭りで賑やかなことでしょう。FWは木に仮想して出かけたいと思っています。
タイ語でチンチャン。英名:Burmese Rosewood/Dalbergia oliveri
オレンジから赤紫色の緻密な木肌を持つローズウッドです。
自由な曲線を描くブラックラインがチャームポイントです。
サントリーの樽ものがたりは、良く知られたところですが、北米メーカーでも似たような使用済み樽材のリクレイムが行われています。
樽素材はバーボン、スコッチ、ワインとわずホワイトオークが用いられているようです。
今回はリクエストによりペンブランクサイズを少量調達しました。
残り香で銘柄がわかるかって? 残念ながら、もはやその名残は感じません。
ラベルを信じる者が救われます。
ジャックダニエルスの酒樽製作動画がありました。
新しくオープンしたお店(ハワイアンバー)の看板はハワイアンコアです。
フードは¥200~、ドリンクオール¥500!
ぜひ気軽にお越しください!(自由人マスターより)
※コメントにありますとおり、FWお客様にはワンドリンクサービス特典をいただきました。BUNさん、有難うございます。
エボニーが30mm厚で一枚だけ入荷しました。
今回はエレキのトップ材と指板に使いたいので、できるだけキャラクターの強い部分を求めました。
ワレやスポルテッドした部分もなく、状態はバッチグーです。
仮想ブックマッチ(片面は鏡です)でご覧ください。
近日中に製材予定です。
詳しくはお問い合わせください。
今日は良いお天気でしたね~。
PRSのギターショーも見に行きたかったのですが、うんと我慢して実家で野良仕事に勤しみました。
実家をあとにしました。(という設定の一日でした。)
最近マイブームの古民家帰省ごっこです。爺のような趣味でお恥ずかしい限りです。
こちらの旧神山家住宅は、FW自宅から自転車でわずか10分、小平ふるさと村にあります。
本日は本花梨バールの大盤(1500×330~400×31mm)を見せてもらいました。
木取りの妙で面白い景色になっています。
個人的にはプレーンなバール杢よりこちらの方がキャー素敵です。
FWの守備範囲外ですので仕入れてはいませんが、ご興味ありましたら仲介可能です。
詳しくはお問い合わせください。
遅れていたフロントピックアップが届き、なんとか埋まったようです。
もともとフルアコ・アーチトップ用のソレですので、後ろ姿は不思議ちゃんです。でもこれじゃないと始まらないのです。
で、すべてのパーツが揃ったところで、仕上がりウェイトは・・・
目標は4kgアンダーです。
新たにロゴデザインも作ってもらいました。これがなければとか、言わないでください。
この後、ホリーは真っ白なのに、真っ黒になります。
先ずは、インディアンローズウッドの60mm厚板です。
余裕でボディとネックが2セットとれます。
これはもしや、オールローズのTLとSTを共木で作れという啓示でしょうか。
今ならこのまま売ります。つぶさないうちにお早めに。
続いてバールもの。
追記※左上の色が薄いのはアオ(カビ)が出ているので本花梨の可能性は低いとご指摘受けました。他の3枚は周囲の細かいフジツボ状態からみて間違いないであろうとのお墨付きもいただきました。
心材や板根は、土中のタンニンの影響で黒くなるものの、なぜかこのバールはご覧のようにゴールデン(FWには小笠原桑か否かの判別はできません)。こちらは予算があわず買ってましぇん。
あとは、ブラジリアンに手違いされていたチンチャン多数入りました。
小笠原桑以外はすべてウェアハウスで見れます。
に、行ってきました。初日です。
内外各メーカーさんの新製品や工房さんの力作がてんこもりの中、盟友、井戸沼室長(デジマートマガジン地下実験室)のESPカスタム楽器お披露目トークショー&ミニライブを堪能させていただきました。
オーダーから製作、完成にいたるプロセスはデジマートマガジンで前後編二部構成でみることができます。
楽しそうでしたね、室長、あの莫大なESP木材ストックの中から、ハワイアンコアを選択されるあたり、さすがの事情通です。
会場内でFWの目を引いたのは、
逸品揃いのビゼンワークスさん。
Taylor社では
現地名クルチ(黒木)こと琉球黒檀です。うちの端材を差し上げたら、これをいただきました。銘木わらしべ長者状態です。
沖縄では街路樹や庭木としても植えられていますが、心材が黒くなるには相当年数が必要だそうです。
他の黒木類と比較してみました。いかにクルチが黒いかが分かります。
個体差もありますので一概には言えませんが、
グラナディラ(アフリカンブラックウッド)はやや紫がかった茶系を含みます。黒柿は黒いのですが、かすれています。インドエボニーはやや赤みを帯びています。クルチは純黒、漆黒です。
どれも木味があって見惚れます。
エボニー類では唯一CITES規制にかかっているマダガスカル島産もかなり黒いものが多かったように記憶しています。
皆様は、どの黒ちゃんがお好きですか?
古材には目がないFWですが、形になってから年月を重ねたアイテムにも惹かれます。
こちらは70年代フランス製のヴァイオリン駒。所有者は楽器店兄弟の仲たがいにより行き場を失ったヴィンテージパーツを譲り受けられたそうです。(数百個!)
素材はお約束のメイプル材、少しカラメル色に焼けた肌に萌えます。
実直な柾目を横使いした駒には斑(フ)というか斑(ブチ)というか斑(まだら)な特有模様が木目と垂直(横方向)に現れます。
擦られた弦がこのペトログリフ(古代象形文字)のような駒を経て表甲板を震わせ、中に仕込んだ魂柱が裏甲板にその振動を伝える、この仕組みは永久不滅ポイント(たまに優待あり)です。
中から凶暴なスズメバチが出てくるのではないかとビビりました。
およそ植物の外観とは思えません。
超絶収集家さんのコレクションでした。
結構なお材を拝観させていただき有難うございました。
「娘の結婚に際し、何かプレゼントしたいと思い探していたら、素敵なウクレレを発見!しかし既に売り切れ。海外のギター工房製作ゆえ、オーダーしても直ぐには出来ないだろうし・・・」
マダガスカルローズウッドの一種です。
”マダガスカルローズウッド”は島の固有ローズウッド30数種の総称になります。
中でもトップクラスの比重とディープパープルな木肌が特徴なのがこのmaritima種。楽器材として主に流通しているbalonii種とは似ても似つきません。
この個体は昭和に輸入されたものの残りです。(1500×230×60mm)
当時は相当量が建築材(柱、框等)として流通していたようで、銘木店とか工務店には今でも残っている可能性があります。
近日中にスライス製材予定ですが、このままでも販売可能です。
詳しくはお問い合わせください。
世界中の同じ名前の方がいじめにあわないか心配してしまいます。
アメリカ南部を襲った巨大ハリケーン。
動画で見ると凄まじいです。
90年代の倒木が新たに1セット出てきました。
木のお命をいただいているわけで、どなたか木を引き締めて往生させてやってください。
順調にJL企画が進んでいるようです。於:山崎市松ギター工房
本来は耳付きP90一発のところ、フロントにバカ高い6角形PUをマウント。(フロム フランクフルト)
で、スイッチのプレート表示はナナメに。
あとは、色さえ間違えなければ・・・TVイエローにしないでくださいね。
今秋、西東京楽器フェアにてお披露目予定!
アコギのワンピースネックが2本取れるサイズを前提として木取っています。
しっかりとした質量感のある個体が多く、ネック材としては申し分のないクオリティだと思います。
今回は大きい原木(推定20~30年以上前に輸入)が入手できたので、贅沢なサイズで木取ることができました。
近い将来、ネック材は得体のしれない”セレクトハードウッド”に席巻されるでしょうから、どうぞ早めにお求め下さい。
先日の台風は列島各地に自然の驚異をまざまざと見せつけてくれました。
拙宅の庭木もこの有様です。
風倒木といえば、90年代のハリケーンで倒れたキューバンマホガニー・アコギB&Sセットが、残り1セットになりました。近年は倒れても細い木(枝)ばかりで、ギターに使えるようなサイズは皆無と聞きます。
自然の驚異と共生していくため、ぜひこの機会にお求めください。
謎の覆面レスラーでも競走馬でもありません。別名タイガーウッド(ズではない)、ブラジル原産のハードウッド。リクエストにお応えして取り寄せてみました。かなりワイルドな感じです。
一見して繊維質が詰まった感じで手強い印象です。この雰囲気、もしやと思ったら、やはりレーザー加工ができない木質でした。(他にもエボニー類やピンクアイボリーなどがレーザー加工できません)
エレキトップ材やアコギB&Sに使えそうです。
製作中のLPジュニアのヘッドにホリーを貼るか否かで紆余曲折しています。(オリジナルはマホをそのまま黒塗り)お借りした57年製スペシャルにはしっかりホリーが貼ってあります。マホ地にそのまま着色ですと、トゥるっとしませんからね。やはり、やや高級版は違います。
ということで、現代版ジュニアは貼ることにします。(どうでも良い話ですが・・・)
と、ここで新たな疑問が発生。
G社のスケールは一般的には24-3/4インチですが、お借りした57年製スペシャルは24-5/8インチ!わずか3mm強の差とはいえ、どうしたものでしょうか。
50年代ヴィンテージに詳しい方、ご教示くだされ。
※50年代は他にも24-9/16など複数のスケールが存在するようです。Mさんご教示いただき有難うございました。
ウクレレ材コーナーに新たにスプルースカテゴリーを作りました。
それを記念?して、スプルースとトップ材othersは表示価格から20%OFF、他のウクレレ材はすべて10%OFFします。
ただしお支払いはお振り込みに限らせていただきます。
ご注文後に割引後の確定金額をお知らせしますので、その後でお振り込みください。期間は本日から21日まで。
どうぞお見逃しなく。
スプルースカテゴリーにはベアクロー、ムーン、アディロンなど少し毛色の変わったものを取り揃えています。
世間様では今週末も3連休であることを先ほど気づいたFWです。
明日、明後日は楽しみにしている真空管オーディオフェアが開催されます。真空管機器をはじめとするクラフト・オーディオの展示会です。
中でも注目は、A&Cオーディオさんのこれ。
この独創的な形状をもつスピーカーの背景は・・・
実は、FWの製材パートナーでもある家具工房KASHOで木部を製作しています。美しいです。同じユニットは使ったことがありますが、このシステムでの音はまだ未体験なので色々と妄想が止みません。
他にもウッディなメーカー、工房さんの製品が見れそうです。
ワンコインで様々な音が聴ける展示会、最高です。
=国産材は、あまり得意でないのですが、楽器材として使えそうなものに限り仕入れることがあります。
例一:トチ
トチはメイプル類とは違った顔がありますので、たまに海外からも問い合わせが来たりします。
お求めはこちらで。
例二:木曽ヒノキ
一般的なヒノキは目幅が1cm間隔だったりしますが、木曽の山奥で育つとこんな木目になります。ウクレレなどナイロン弦のサウンドボードには面白いと思います。
お求めはこちらで。
例三:屋久杉
脂ぎった木質からは特有の精油香が強く漂います。その分光沢(テカリ)はすさまじいです。
こちらにあります。
例四:アカギ
屋久杉と同じく世界自然遺産の島、小笠原諸島のアカギ。これは調査用に伐採された国有林ですので売り物ではありません。
マホガニーなどの代替材として使えそうな南洋材です。
例五:赤エゾマツ
Hokkaido Spruceの名で海外からも引き合いがあります。持っていないのでいつも商談成立しません。黒エゾマツはヤニが多いらしく、この赤だけ限定なのです。
他にも小笠原桑(固有種)とか奄美のマンゴー、沖縄の八重山紫檀ななどがあれば欲しいです!
ちなみに国産材で絶対に仕入れないのは神代木の類です。樹種を問わず、これだけはまったく興味が湧きません。色が暗いからかな?売る側の説明も適当ですしね。(何でも千年以上)
やっと涼しくなったので、肉体労働にいそしみます。
今回の現場は庭の碑から1875年建築の旧家であることが分かります。
現場ではすでに、先行隊が解体を済ませておいてくれました。
全部で推定約5トンあり。
現場作業は安全第一。
メットと安全靴はマストです。
ユニックの操作はひさびさ。(資格不所持)
秘技一点吊り!
アームは手動で格納。
浅草で開催中の東京インターナショナルペンショーに行ってきました。そこそこ大きな会場のワンフロアーすべてが、国内外のペンや万年筆、インク、ノート類で埋め尽くされています。
この一本とケースは、極上原木の、さらにその中の超極上部から伐り出されたものに違いありません。まさにスネークウッドのシャトーブリアンや~
ちなみに、工房楔さんの商品は地元岐阜県羽島市のふるさと納税お礼品カタログにもラインナップされています。
FWが会場でゲットしたのはリングノートだけ。ペン類にはさほど熱くならなくて済む性質のようです。
明日は10-16時の開催予定になっています。嵐が来る前にぜひ浅草に行きましょう!
お客様の最新作です。市販品にビビっとくるものがなかったので、自分で作ってみたのが最初だそうです。すでに数本、このサイズ(ボディは、ほぼテナーウクレレ)で製作されています。既完成品はご子息も愛用中とか。
自分の欲しいモノが自分で製作出来るって、ホントうらやましい限りです。
ますます製作に没頭していただき、材を買ってください!
FWではお客様の作品(FW材使用限定)を大募集しています。
プロ・アマ・販売可否等、一切問いません。
ご応募いただいた作品は「カスタマーズクリエイション」コーナーに掲出させていただきます。
ご応募は作品写真とこだわりポイントをメールでお送りください。
お待ちしてま~す!
数十年のネグレクト期間を経て、やっとこのサイズに仕上がりました。極上のジェニュイン・ホンジュラスマホガニーです。色や木肌の特徴から本場ベリーズ(旧英領ホンジュラス)、グアテマラなどの中米産だと確信しました。
比重低めの軽量タイプから、やや詰まったミドル級まで、使用用途に応じて木取りました。
こちらはネック用角材。綺麗な柾目を取るには、それなりに大きな原木が必要になりますが、今回は奇跡のようなビッグサイズでした。(一例5000×500×300mmみたいな)
これまでは現地製材された約130mm厚程度の入手が精一杯でしたので、見つけた時は驚くというより我が目を疑ったほどです。
こちらはLPタイプ向けボディ材。お約束のセンター笹杢付き板目に木取っています。写真は色が良く見えませんが、現物はフフフです。
整理出来次第、ウェブショップにもアップします。
マホガニーは写真では違いが分かりにくいので、ぜひ現物をご覧ください。ウェアハウスでお待ちしています。
連休中に高麗郷(埼玉県日高市)の旧新井家におじゃましました。
敷地内には埼玉県幹周りベスト10のうち2本がありました。
新井さんちはこんな感じです。
建物施設は作品展示やコンサート等に借りることもできるそうです。
丸ごと借りても一日4万円也。(条件あり)
直ぐ近くには、
ウェブショップにはあまりアップしていないのですが、意外に問い合わせが多いトップ材単品。スプルースやシダー以外もあります。
おすすめその①ヒューオンパイン
豪タスマニア島産の槇の一種です。柾目は尋常じゃないくらいに目幅が狭く、板目にはシラスウナギのようなフィギャードが現われます。
資源は倒木ないし流木だけに限られており、オーストラリアの屋久杉のような木といえます。独特の精油香があり、地元ではお土産として木屑そのものや、その香りの石鹸なども売られています。
おすすめその②木曽ヒノキ
厳しい環境で育つ木曽ヒノキは、ヒューオンパインほどではありませんが、やはり目幅が細かいです。かつては樹齢数百年の大径木がニュキニョキあったのでしょうが、もはやそれも昔話です。この個体は、高齢の為廃業された銘木屋さんの先代が入手されたもので推定樹齢も数百年オーバーは間違いないところです。伐採されてから200年後くらいに物性のピークを迎えるだけあって、今なおラムネのような爽快ヒノキ香を放っています。
番外、下写真はハワイで日系人が植えたハワイアンヒノキ。ハワイで育つとどうしてもカーリーが出てしまいます。
おすすめその③リクレイム材
英国アンティークテーブルの幕板に使われていた針葉樹です。マツ?トウヒ?モミ?、もはや無機物のような質感に変貌しており、FWには材種の特定ができません。流行りの強制エイジングに対するナチュラルエイジングの見本としても面白いかと思います。
が、1本だけがあります。
最近、プランテーション産のインドローズ材を見る機会があったのですが、同じ名前で呼んじゃいかんだろ的木質に愕然としました。産地違いのソノケリン(インドネシアローズ)しかり、好み・コストの問題もあり、どちらが良い悪いではありませんが。
こちらにございます。
再び杢ったオールローズギターが欲しくなる初秋です。
材料はあるんだけどな・・・