へぎ板

と、聞いて直ぐにその姿が思い浮かぶ方は、かなりのマニアさんだと思います。

知り合いに古い(戦前?)長尺逸品を見せてもらいました。

もはや奇跡的な長さ6尺(約1.8m)広幅の杉です。
もはや奇跡的な長さ6尺(約1.8m)広幅の杉です。
つやつや表面
つやつや表面
網代も細いへぎ板で編みます。
網代も細いへぎ板で編みます。

へぎ板というのは、木を薄くするのに鋸で挽いたり刃で突いたりせず、みかん割りした

木口になたで割れ目を入れ、後はひたすら手で割いていく方法です。そうすることにより、木の繊維を傷めずに、見た目が自然な薄板を作ることができます。

主に茶室の室内装飾などに使われています。

現存する数少ないへぎ板屋さんが、その詳しい製作プロセスを紹介されていました。

 

この方法で、いつかスプルースのサウンドボードを作ってみたいと思っています。