オージー

ハワイアン・コア(Acacia koa)の親戚、オーストラリアン・ブラックウッド(Acacia melanoxylon)です。他のオージーものに比べて色が濃い目なだけで”ブラック”ウッドと呼ばれているのだと思います。彼の国では、広葉樹は何でも「ちょめちょめメイプル」、針葉樹は「ほにゃららパイン」と呼ぶくらいテキトー、いや寛容なので。

左がブラックウッド・右はハワイアンコア濃い口
左がブラックウッド・右はハワイアンコア濃い口

このブラックウッドはカーリーとペイズリーのような小紋が合体した特殊杢「カーズリー」です。色が薄く感じるのは突板用に蒸してダシが全部出たからで、突板を作った最後の残り部分(突き尻と呼びます)になります。

だもんで(フレンチ風静岡弁)杢はなかなかです。

 

この種は、日本国内でも植林されており、繁殖力が高いので、在来種の生育に影響が出ている地域もあるようです。(ニセアカシアの二の舞か)

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コメント: 2
  • #1

    kazu (金曜日, 23 11月 2018 09:09)

    あの国は…本当にテキトーですね…樹種の判別に苦労することが多々あります。

  • #2

    FINEWOOD (金曜日, 23 11月 2018 16:26)

    kazuさん、コメント有難うございます。
    ユーカリだけで500種類以上あるようですから、テキトーにならざるを得ないのかもしれません。