キルトvsカーリー。

秋を迎えてメイプルコーナーが充実してきました。

ここ数年、エレキトップ材としての当店売上げ比率はおよそ9:1、キルトのコールド勝ちです。以前はそんなことなかったのですが、最近は圧倒的人気が続いています。ひとえにフィルコリン師匠(齢61)を敬愛するFWのせいでしょうか。

キルト杢がゴロゴロでるのはウェスタンのビッグリーフメイプル(ソフト)をフラットに製材した時です。杢の強弱、深浅、流れ、そして製材角度によって様々な景色が拝めます。

 

カーリーの中で健闘しているのは、このイースタンのレッドメイプル。見た目は、同じくイースタンのハードロック(シュガー)に似てなくもないですが、杢の強さ、堅さ、比重はやはりソフト種です。ヴィンテージのバーストの中でも杢の強い個体はレッドメイプルが多いと聞きます。

余談ですが、お客さんがYオクで買ったという自称「1970年代に輸入されたハードロックメイプル、しかも丸太からの自家製材!」を挽割ったことがあるのですが、現地挽きの未乾燥材、レッドメイプルでした。

 

これは、欧州産ホワイトシカモア、ヨーロピアンメイプルです。ヴァイオリン族御用達だけあって、米の国のそれらとは趣が異なります。

こちらでお求めください。

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コメント: 2
  • #1

    おやぴん (日曜日, 22 9月 2019 20:44)

    こんばんは。
    てっきりハードロックメイプルでは?と思わせる縦ライン、フレックがあるのですが、見た目の判断は難しいものですね。
    堅さ、重さ、弾いた反応なのでしょうが、最近のGのLPは、いかにもハードロックぽいのが多く入荷してるように思えるんですが、やはり敢えて認定書にHRMの表記が無いとソフトメープルなんでしょうか。
    フレックがバリバリなんですけどね。

  • #2

    FINEWOOD (日曜日, 22 9月 2019 21:52)

    おやぴんさん、こんばんは too
    フレックは刃物を傷める原因になるので無いに越したことないのですが、避けようがありません。フレックの有無でハード、ソフトの判別はできませんが、現物を持って、触ればほぼ違いが分かります。