五味康祐

を、知っている人はそれ相応のお年頃かと拝察します。

芥川賞作家でありながら、雀士で、観相術の大家でもあることは有名ですが、

戦前からクラシック音楽に造詣が深く、同時にオーディオにも血道をあげてこられたことはあまり知られていません。

本日は、実際に愛用された機器類でレコードコンサートが開催されると知り、隣町のふるさと文化館に自転車で行ってきました。

タンノイ・オートグラフ 1964年製
タンノイ・オートグラフ 1964年製
マッキントッシュ
マッキントッシュ

FWが高校生のころ、氏のオーディオ著作(下写真)で見た憧れの名機がそっくりそのまま寄贈され稼働していました。

イギリス製のスピーカー、アメリカ製の真空管アンプ、ドイツ製のアナログプレーヤー&カートリッジなどなど。

昭和57年の文庫本270円
昭和57年の文庫本270円
当時の最新かつ最高級機たち
当時の最新かつ最高級機たち

今回はブラームスを聴く回です。クラシック音楽は長くて苦手です。

お嬢さんは父上の留守中にレッドツェッペリンやフリーをボーイフレンドと聴いていたそうですが、

さすがにそれをリクエストするのは無理そうでした。

氏は著作の中で、一般家庭でレコード音楽を聴くには最高のシステムと自負されていました。

とはいえ没後40年が過ぎ(今年は生誕100年!)、主なき機器の状態が気になりましたが、しっかりメンテナンスされていました。

往年の音は、こんなものではないだろうとも思いましたが、先ずは現存していることに大感謝です。

FWのオーディオ備忘録にお付き合いいただき有難うございました。